スパーエレクトロ・パズル
どっかの国のある施設、この怪しげな建物、何の施設であるかはお教え出来ませんが(作者も知らない)、施設内は観測史上記録に無い台風の中、落雷で電灯は切れ、内部は闇に包まれております。作業者(あなた)は、この施設の闇を切り開く為、配線作業をし、明かりを灯す事になりました。作業前に色々と調査した結果、次の事が解りました。
【調査結果報告書】 1999年9月9日
8時15分現在
提出先
○○号台風災害対策本部
現場での調査を下記にまとめ、本文書を送信後、復旧作業に当たる。
落雷のあった建物の外観にはさほどの影響は出てないようだ。内部は動力室の配電用コンピュ−タ−がバラバラとなっている。バラバラとなっている部品の内、クリプトン電池は保管仕様書によると常温保管が出来ず、通常は−196℃の冷凍保管をしなければならない。常温に放置した場合、電池の状態により制限時間が異なってくる事から、修理はこの、制限時間以内で行わないと電池の出力低下により、電球を点灯出来ずタイムオ−バ−となり、同じ盤面を最初から行う事になってしまう事が解った。又、特性規格表によると電球は電池1個に対して点灯し、又1つの電球に電池を2個以上接続したり、電池を短絡(電池のプラスとマイナスを直結する事)すると電球、電池が破裂する。
尚、設備取扱説明書によると盤面中の電球の数より電池の数が少なくなると回路を完成させる事が出来なくなるようだ。この場合は再作業が必要となってくる事が考えられる。
その他では落雷によって出来たと思われる穴は工具さえ有れば修復可能である事が解った。あと、光電管は隣接する電球の光エネルギ−により動作する事が光電管の型番より判明した。
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あとは実際、作業しながら調査する事にする。