ispLSI1016をPC-9801のプリンターポートを使ってプログラミング
PROG1016 は,ラティスセミコンダクタの ispLSI1016 を PC-9801のプリン
ターポートを使ってプログラミングをするためのソフトウエアです.動作には
プリンターポートのバッファリングを行う書き込みアダプタが必要になります.
PC-9801用のアダプタのピンアサインは,最初に PC-VAN SIG ELEX で ELEX2氏
が公開された ispGAL用に準拠しています.
PROG1016 は pDS(ラティスpLSI/ispLSIの開発ツール)が出力するヒューズ
マップファイル(JEDEC ファイル)を読み込んで ispLSI1016 にダウンロード
します.
もともと,pDSはAT互換機でのみ動作します.しかし,ラティスが販売して
いる 「ispスタータキット」に付属の pDS1016 は ispLSI1016 専用ではありま
すが,80386 以上のCPU で Windows がエンハンストモードで動いてさえいれば
ダウンロード以外は PC-9801 でも動作するようです.
(1.44Mのフロッピーが読めない機種ではメディアコンバートが必要です)
残念ながら PROG1016 は Windows ではなく DOS上で動作します.Windows 内の
DOS(窓,全画面)での動作は全くお勧めできません.
動作確認は PC-9801DA で行っていますが,作者である岡田は,PC-9801の全ての
機種での書き込みの保証をするものではありません.また,タイマー割り込みを
使用する常駐ソフト等との併用は最悪の場合デバイスを破壊しますので十分ご注意
下さい.
*isp
isp は In-System Programmable の略.はんだ付け後にプログラム
できることもメリットのひとつですが, ホビーユースには高価な
ライターが要らないことが最大のメリットかもしれません.
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*ispスタータキット(isp-SK)
isp-SK(12K〜13K円程度) には,ispLSI1016(1000シリーズの最も
小規模なもの),ispGAL22V10,ispGDS のサンプルデバイスと,pDS
の限定版であるpDS1016,ispGAL22V10のダウンロードソフト,および
データブック,ダウンロードケーブルが入っています.
このisp-SKがあればとりあえずispLSI1016の開発は可能になります.
*ispLSI1016
ラティスのデータブックによれば 2000 PLDゲート.これがどの程度
の規模なのか私(岡田)には分かりません.18入力4出力のGAL が16個
+αの規模と考えた方が分かりやすいのではないかと思います.