GPのための3Dワイヤーフレーム・等高線 for PC-98
このプログラムはPC98 用2次元グラフ作成プログラムGPにより描かれたグラフのプリンタ出力がプリンタにて高解像度で得られることやTEXに取り込めることに着目して作成されたGP用3Dワイヤーフレーム・等高線同時描画ソフトです。 このソフトは既に公開しましたNgraph用3Dワイヤーフレーム・等高線同時描画ソフトLEPONT00.LZHをPC98 で動作する2次元グラフ作成プログラムGP用に書き換え、一部改良したものです。開発はPC98版 VISUAL BASIC FOR MS-DOS にて行いました。
このアプリケッションソフトを Le Pont(ルポン)と名付けました。3Dワイヤーフレームは点と点を結ぶ直線群で形成されています。点と点の結線はあたかも橋を懸ける過程に似ていてフランス語では橋をLe Pontというため、語感の良さもあって名付けました。
この3Dグラフは隠(陰)線処理が可能です。GPでワイヤーフレームと等高線を描く前にアドインソフトの援用によりGP上で図形寸法が最適になるようパラメータファイルで描画条件パラメータを渡し、図形作成の自動調整がなされます。3D表現は視覚に訴えるという長所があり、z軸(高さ)方向のスケール(勿論、方位角、仰角)を適宜決めるのが普通であるため、3枚のz軸のスケールの異なるワイヤーフレームを上欄に計算表示します。
等高線表示についても間隔を適宜決める必要があります。同時に、3枚の図面に異なった等高線間隔で3Dワイヤーフレームと同じ方位角、仰角で下欄に描きます。3Dワイヤーフレームと併せて6枚を1画面上に表示します。
格子点が多いワイヤーフレームではz軸スケール選択用3枚表示作成時にワイヤーの本数を間引くことや隠線処理をせず実行することにより、表示までの時間を減らすことができます。これは画を概観するために使う手法で、GPに渡す図面の作成の最後のパラメータを決めるためのものです。最終図形をGPにて作成する場合、解像度と表示の美しさから多くてもワイヤーの本数は64本×64本まででしょう。これ以上ワイヤーを増やすと立体図形が塗りつぶされます。このためLEPONTには描画本数を入力設定することにしました。等高線表示もまた間引かれたデータの情報の範囲で描かれます。どちらかといえばテストランは隠線処理をせずフルラインで描画しても良いと思います。
ソフト名: | Le Pont for PC-98 |
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動作OS: | MS-DOS |
機種: | PC-98 |
種類: | フリーソフト |
作者: | 大久保 邦三 |