Ngraphのための3Dワイヤーフレーム・等高線アドイン
このプログラムは2次元グラフ作成プログラム NGRAPH version 5.31により
描かれたグラフのプリンタ出力がページプリンタまたはドットプリンタにて高
解像度で得られることやgra2eepi(c)でTEXに取り込めることに着目して作成さ
れたNGRAPH用3Dワイヤーフレーム・等高線同時描画アドインソフトです。
このアドインソフトをLe Pont と名付けました。3Dワイヤーフレームは点
と点を結ぶ直線群で形成されています。点と点の結線はあたかも橋を懸ける過
程に似ていてフランス語では橋をLe Pont というため、語感の良さもあって採
用いました。テストファイル名もTESTでなく、フランス語のESSAI を使いまし
た。
この3Dグラフは隠(陰)線処理が可能です。NGRAPHでワイヤーフレームと
等高線を描く前にアドインソフトの援用によりNGRAPH上で図形寸法が最適にな
るようコマンドラインオプションを渡し、図形作成の自動調整がなされます。
しかし、3D表現は視覚に訴えるという長所があり、z軸(高さ)方向のスケ
ール(勿論、方位角、仰角)を適宜決めるのが普通であるため、3枚のz軸の
スケールの異なるワイヤーフレームを上欄に計算表示します。
等高線表示についても間隔を適宜決める必要があります。同時に、3枚の図
面に異なった等高線間隔で3Dワイヤーフレームと同じ方位角、仰角で下欄に
描きます。3Dワイヤーフレームと併せて6枚を1画面上に表示します。
格子点が多いワイヤーフレームではz軸スケール選択用3枚表示作成時にワ
イヤーの本数を間引くことや隠線処理をせず実行することにより、表示までの
時間を減らすことができます。これは画を概観するために使う手法で、NGRAPH
に渡す図面の作成の最後のパラメータを決めるためのものです。最終図形を
NGRAPHにて作成する場合、解像度と表示の美しさから多くてもワイヤーの本数
は64本×64本まででしょう。これ以上ワイヤーを増やすと立体図形が塗りつぶ
されます。このためLe Pontには描画本数を入力設定することにしました。等高
線表示もまた間引かれたデータの情報の範囲で描かれます。どちらかといえば
テストランは隠線処理をせずフルラインで描画するのが良いと思います。