Wave 圧縮・解凍プログラム
CD−DA互換フォーマットのWAVEデータを圧縮・解凍するツールです。
動作環境は、MSDOS上であれば98/DosV等で動作可能です。
使用法は圧縮時はファイルネームの後に圧縮タイプを設定し起動します。また、
解凍時は圧縮タイプを自動的に判定し解凍します。ファイル名の指定にはワイル
ドカードが使用可能なので、まとめて変換できます。圧縮タイプの指定がない場
合は’−12’がデフォルトとして使用されます。
圧縮率については単独でLHAを使用するよりはかなりよくなっています。た
だし圧縮率に応じてデータの質も下がるため、通常は−12までが良いみたいで
す。ただし、86/73ボード等で聞く分には−8まで落としてもほとんどわか
りません。これは再生側のDAコンバータの能力や、電源ノイズ等の影響がかな
りかかわってきますので、個人の利用環境に応じて圧縮率とデータの質は考えて
ください。
ちなみに、−12で平均30%程度の圧縮が可能で、−8では60ー70%の
圧縮率まであがることが期待できます。
v1.40で、さらに5ー10%程度圧縮率があがりました。テストデータで
−8オプションでは75%をマークすることも多々ありました。
開発環境では、86ボードで聞くためのデータは−8で十分でした。また、C
DRによるテストではSaturnのAV出力をTVで聞く分には−8で十分で
した。CD−Playerにかける場合は、通常環境では−10でも十分な音質
でしたので、−12を使用した場合は専用リスニングルームにおいてのCDPl
ayでもそこそ聞くことができると思います。
リスニングテストを行った部屋は深々とするほど静かな環境で行い、音質にも
こだわる人と行ったため、よほど神経質な人などでなければ−12でも良いくら
いだと思います。実際問題として、−12での圧縮されたPCMデータ自身は1
2BitPCM−>ADPCMより質が良いはずで、MDを聞いて十分音質が良
いと思う方であれば−12か−10で十分でしょう。
もし音質を落とすことがいやな人であればLHAでWAVEを圧縮すればそれ
ですむことでしょうから....