FM音源ドライバー
FMPって何?
FMPとは、EPSON製PCー286/386/486/586シリーズ、もしくは、NEC製PC−9801/9821/H98シリーズ上で動作する常駐型FM音源ドライバーです。
動作可能なDOSバージョンは3.10以降(含む5.0/6.2)です。
※文中、FMP−SYSTEMと記述があった場合には、同梱されている全プログラム、サンプルデータ、及びドキュメントを示すものとします。
FMPの特徴
FMPはNEC社から発売されている「PC−9801−26K」またはその互換ボード。あるいは「PC−9801−86K」およびアイドルジャパン社から発売されている「スピークボード」などのFM音源ボードに対応しています。なお、どちらのボードを使用する場合でもその全ての機能を使って曲作りが可能です。
*ノーマルFM音源ボード
FM3音 SSG3音 計 6音
*スピークボード
FM6音 SSG3音 リズム6音 PCM1音 計16音
*86ボード
FM6音 SSG3音 リズム6音 PCM1音 計16音
FM、SSGパートともにLFOをサポートし、各パートごとに同時に3つまで指定が可能です。SSGパートではSE(ソフトウェアエンベロープ)を使うことにより多彩な音色表現ができます。
リズムパート専用のMMLを作成し、簡単にリズム表現ができます。
(スピークボード、86ボード使用時のみ)
全てのINT信号(0、4、5、6)に対応。またI/Oアドレス(88h〜、188h〜、288h〜)のどちらでもアクセス可能です。(すべて自動認識)
SOUND BIOSを必要としていないので、BIOS ROMを切り放しても動作可能です。(EMSと平行使用できます)
全てアセンブリ言語によって記述されており、高速で常駐サイズも最小限になっています。(標準で、コード領域20K強+曲データエリア8K=28K強)
本バージョンより、186命令を使用しているため、v30以降のCPUが必要となります。
86ボード使用時に、PPZ8を使用することにより、ADPCMのエミュレート機能にて、PCMの再生が可能です。(スピークボードのADPCMと同等に使用することが可能です)
WSSPCM音源の使用については、「PPZ8 Ver1.08」以降との組み合わせで正式対応となっています。