「fenrir」は、ディスクにあるファイルすべての中から部分一致方式で目的のものを検索するキーボードランチャ。
初回起動時、接続されているディスクを走査してインデックスを作成。作成されたインデックスをもとにサーチするため、非常に高速に動作する。インデックスに登録するファイルの種類やスキャン対象とする場所は、設定ファイル(scan.ini)を書き換えることで変更することが可能だ。
【CapsLock】キーを押すと入力ボックスが表示され、文字列を入れると部分一致ですぐに検索結果が表示される。このとき、過去に起動したことがあるファイルを学習して上位に表示してくれる。使い込めば使い込むほど、より目的のものを探しやすくなる。リストの候補から【↑】/【↓】キーで起動したいものを選択し、【Enter】キーで起動する。【Shift】+【Enter】で、そのファイルがあるフォルダをエクスプローラで開くことも可能だ。
設定画面では、検索方式を部分一致だけでなく、先頭一致やスキップマッチングに切り替えることも可能。そのほか、「fenrir」を呼び出すキーや候補リストの表示件数、リストのデザインなどを変更することもできる。
一部の環境では、入力ボックスの高さが足りずに文字が切れてしまうことがある。この場合は、設定画面の「その他」にある「入力ウィンドウの高さ微調整」に「10」程度の値を入れると改善される。