「Sleipnir」は、豊富な機能を搭載し、きめ細かいカスタマイズを行えるブラウザ。レンダリングエンジンは、IEと同じTridentを採用している。
画面デザイン、タスクトレイにおける挙動、クリップボードの取り扱い、ユーザインタフェースなど、設定できる項目は多岐にわたる。いずれもオプション画面から指定することが可能。独自形式のプラグインによる機能拡張も提供され、Geckoのレンダリングエンジン、RSSリーダ、ソーシャルブックマークといったものが用意されている。
機能は豊富で、一般的なタブブラウザに含まれる機能は揃っている。具体的には、検索バー、マウスジェスチャ、キーボードショートカット、ポップアップ抑制などがそれだ。ページ内の文字列を対象としてすばやく検索する「SmartSearch」、セキュリティ設定をボタンひとつでまとめて切り替える「クイックセキュリティ」もある。
Ver.2.9以降では、IE 8にも搭載されている「IE 7互換表示切り替え」機能を、独自の技術で実現。再起動することなくIE 8とIE 7互換の表示を切り替えることができる。一度IE 7互換表示で読み込むと、そのサイトは以後、自動的にIE 7互換形式で読み込まれるようになる。
見た目を一括で変更するための機能は「スキン」と「デザイン」に分かれている。「スキン」は配色やアイコンを変えるもので、「デザイン」はツールバーやアイコンの項目を変えるもの。過去のバージョンを使っていたユーザが戸惑わないよう、過去バージョンに近い「デザイン」も用意されている。