宛名面とデザイン面（裏面）の作成は、個別の機能として提供される。宛名情報は、住所録をもとにして作る。「2010」では新たに「特急宛名入力」機能を搭載し、宛名印刷に必要な項目だけをすばやく入力することができるようになった。

住所録データは新たに作成するだけでなく、「筆まめ」旧バージョンの住所録を利用することも可能。さらに、他社製はがきソフトの住所録を変換したり、特定のファイル形式のデータを住所録として使ったりするための機能もある。

宛名面のレイアウトは、ほぼ全自動で設定されるため、特に意識する必要はない。住所、氏名、肩書き、郵便番号などのボックスが年賀はがき用に設定されている。官製はがきや往復はがき用の位置テンプレートもある。もちろん、必要に応じて細かく位置を調整することも可能だ。

デザイン面の作成方法は、ジャンルと文面デザインを決めるだけ。デジカメで撮影した画像を使うためのテンプレートや、エコデザインのもの、「キラメタ」と呼ばれる派手なデザインのものなど、パターンは多岐にわたる。各デザインの文章を編集したり、イラストだけを入れ替えたりといったことも、マウスクリックだけで簡単に行える。