基本性能の高さと拡張性が売りのテキストエディタ。開発スタートから10年以上が経過しており、「秀丸エディタ」と同様に老舗のエディタといえる。
テキストエディタとしての基本的な機能は完備している。正規表現対応の検索・置換、Grep、ボックス選択、最大4分割までに対応したウィンドウ分割、日付と時刻の挿入、記号などの特定文字種の一括変換、ジャンプ、クイックマクロなどが用意されている。ファイルタイプに応じて表示デザインを変えることができ、プログラムソースコードの編集・作成にも適している。ユニークなところでは「指定範囲の行を二重化する」「特殊文字を入力する」といった機能もある。
プラグインを登録することで、機能を自由に拡張できる。初期状態ではアウトライン、スニペット、Webプレビュー、単語補完などが用意されている。プログラム知識があれば、こうしたプラグインを自作することも可能。プラグインによる機能は、エディタとは別のペインで表示される。
サイズの大きなテキストファイルの取り扱いにも長けている。Ver.8.xxで追加された「巨大ファイル コントローラー」により、248GBを超えるテキストファイルも部分的に開けるようになった。これにより、従来はオープンに長時間かかっていたファイルでも、短時間ですばやく任意の場所を表示できる。そのほかにも、
- バイナリエディタ機能の追加
- 検索・置換の高速化
- プラグインAPIの追加
などが行われた。