写真を絵画調に加工したり、額縁などのフレームを付けることのできるソフト。絵画調処理は豊富に用意されたサンプルから効果を指定するだけで、簡単に実行することが可能。新年にふさわしい、きれいな風景写真を使いたいが、“いかにも”といった写真ではおもしろくない。そんなときにオススメなのが「PhotoPaintingCraft」だ。写真を簡単に絵画調に加工したり、額(フレーム)で飾ったりすることができる。
絵画効果は「汎用画」「油彩画」「貼り絵」の3種類が用意され、それぞれに筆係数や筆質、加重といったフィルタ操作、色調操作、階調補整などを行える。エンボスをかけたり、墨絵風(モノクロ)やスケッチ風にしたりといった処理も可能。模様投影効果として、キャンバスや壁紙、タイルなどの模様を付加することもできるなど、詳細な効果指定を行える。これらの効果を評価用画面でプレビューしながら、納得のいく画像を作れる。
絵画効果のサンプルとして「画像表現サンプル集」が用意されており、ここからイメージに合ったものを選択するだけで、簡単に効果を加えられる。サンプル集には60種類の効果がまとめられているので、(1)まずはサンプル集から選び、(2)設定で細部を修正する、という手順を踏むのがよいだろう。元画像によってはサンプルのような効果が出ない場合もあるが、そのときの修正ポイントもポップアップで表示されるので、修正も楽に行える。
フレーム加工機能も特徴のひとつ。「カラー額縁」「矩形フェード」「シャドー」「楕円フェード」「楕円フェード黒縁」「ソフトフォーカス」「球面カプセル」の7種類の処理を行える。それぞれのフレームについて、色や形状などの指定も可能だ。この機能を用いて、家族のスナップ写真などもきれいに飾ることができるというわけだ。
エンボス、モザイク、スムージング、シャープネスといった処理のほか、リサイズ、回転、反転といった、レタッチには必須の機能を搭載している。