以上、宿題や自由研究をサポートするソフトを4本紹介したわけだが、最後にそれぞれのソフトの特徴をまとめてみよう。「ブタマン君の文書作成お助けツール」は、ウィザード形式の質問に答えて文書を自動作成する代筆ソフト。作成する文書の種類に応じたテンプレートモジュールが必要になる。「読書感想文モジュール」が標準で用意されているので、それを利用すれば読書感想文を作成できる。作成するときは、ウィザードの質問に丁寧に答えるのがコツだ。フォームに入力された答えが感想文の文章として使われるため、適当に答えるのはお勧めしない。
「FarSky 天球図」は、指定された日時・観測地の星空を表示してくれる天文シミュレータ。世界各地の天球図を表示可能で、曇りや雨の日でも、本来見えているはずの星や月、太陽などの位置を確認できる。本来、見えているはずの星と、実際に見えている星の違いを研究レポートにまとめたり、日々の星の変化をまとめたりと、いろいろな研究に利用できる。
電子ペーパークラフト「紙龍(しりゅう)オンライン」は、3D CGモデルを元に展開図を自動作成し、印刷した展開図をのり付けしてペーパークラフトを作成するソフト。試用期間中は、3D CGモデリング、展開図作成・表示までを行うことができる。製品購入前はペーパークラフトを作成するために必要な展開図を印刷できないため、製品を購入するか、展開図を作成・表示させ、別のソフトを使って印刷することになる。
「おえかきくらぶ」は、幅広い年代で利用可能なペイントソフト。直感的な操作で絵を描くための工夫がちりばめられている。スタンプ、文字の選択入力機能など、特に小学生までの子どもに積極的に使わせてみたい。「おえかきくらぶ」は、手軽なお絵かきツールとして、ポスター作成、自由課題のお絵かきなど、ペイント系グラフィックに関する宿題には、大きな力を発揮するだろう。