「おえかきくらぶ」は、幼児、小学生からお年寄りまで、幅広い年代で使えるお絵描きソフト。複雑な操作がなく、直感で自由な絵を描ける。絵を描くには、左のペンパネルからペンの種類と太さ(「ほそい」「ふつう」「ふとい」の3段階)と、上部のカラーパレットから描画色を選ぶだけだ。用意されているペンは15種類。サインペン、クレヨン、チョーク、鉛筆、水彩、油彩などが用意され、本物のペンや筆のような描画が楽しめる。
タブレットを使うと、紙とペンを使う感覚で絵を描ける。ワコム社製タブレットの筆圧機能に対応しており、タブレットから送られてくるペンの座標や筆圧、スイッチ情報などを取得して、線の太さや色の濃さを変えて描画できる。
「スタンプ」「もじ」タブをクリックするとパネルが切り替わり、キャンバスにスタンプを押したり、文字を入力できる。IMEを起動すれば、文字パネルに用意されたひらがな、カタカナ、英数字以外の文字も入力可能だ。
「はいけい」ボタンをクリックし、背景画像を指定してから描画を行うと、背景画像は描画エリアの影響を受けないので、手軽に手紙やグリーティングカードなどを書ける。また、塗り絵用の背景画像を選択すると、線画部分は塗りつぶしの影響を受けない。
背景画像は、任意の画像を読み込むことができ、読み込み時に背景用か塗り絵用かを選択することができるほか、無地を選ぶこともできる。
【Ctrl】+【L】キーでチャイルドロック機能が働き、印刷、ファイルの保存/読込、アプリケーションの終了、背景画像の読込が制限される。タスクバーも隠されるので、不用意にほかのアプリケーションが起動してしまうこともない。
絵が完成し、次の絵を描くときは「ページ移動」ボタンを押せばいい。白紙が用意され、「保存」→「新規作成」という手順を踏まなくても描画が続けられる。誤って「おしまい」ボタンをクリックして終了しても、自動保存されているので安心できる。