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軽快な動作、強力なカスタマイズを誇るIME
松茸 Version 4.1
for Windows 文書作成 NEW シェアウェア 1,980円

松茸 松茸のツールバー(標準) 少ないシステムリソースでも軽快な動作が可能な、Windows 95/98/NT 4.0用の日本語入力IME。非常に柔軟なカスタマイズ機能を持つのが特徴。

「松茸」という名前は、DOS用ワープロ「松」で日本語入力FEPとして使われたところから来ている。この「松」はWindows環境では「松風」と名前を変えシェアウェアとなったが、松茸は着実にバージョンアップを重ね、同社のデータベース「桐」などにバンドルされてきた。

IMEのモードを表示するツールバーのほか、ファンクションキー内容を表示するツールバーが存在するのは、他のIMEにはあまり見られない特徴だろう。もちろんツールバーはタスクトレイに格納することもできる。カスタマイズ機能は非常に強力で、表示色やキーアサイン、ローマ字の定義など、ほとんどをカスタマイズすることが可能だ。これらのカスタマイズデータを複数保持しておき、ワンタッチで切り換えることもできる。

松茸の設定画面。多くのテンプレートが用意されている あらかじめ用意されたカスタマイズデータの中には「超絶技巧入力」「チョイ入力」や「G-Code入力」(いわゆるツーストローク入力あるいは漢字直接入力)など、かな入力やローマ字入力以外のユニークな入力方式が使えるものもある。

reviewer's EYE DOSの時代、日本語入力FEPの良しあしは変換効率によって判断されることが多かった。だが最近の状況を見ると、IMEの良しあしは使う人の嗜好によって決定されるようになってはいないだろうか。どのIMEも高性能化した結果、変換能力には差がなくなってきて、色やキーバインドなど、ちょっとした印象でIMEを決定するようになっていないだろうか。

このことは筆者が最近、あまりIMEを乗り換えなくなったことでも実感できる。取り替えてもせいぜい同じIMEの新バージョンに乗り換えるにすぎない。これは、何より自分の感性になじんだIMEが一番であるからだろう。

キーカスタマイズ画面・ほとんどのキーが変更できる このような状況下で、松茸の強力なカスタマイズ機能が威力を発揮する。用意されたテンプレートに切り換えるだけで、松茸の印象はがらりと変わる。まさに「そのIMEそのもの」といってもよい出来だ。筆者はふだんATOK12を使用しているが、今回の原稿を松茸でATOKテンプレートを使って執筆し、まったく違和感を感じていない。

これくらい違和感がなければ、乗り換えるのにはまったく抵抗はない。使用感はほとんど変わらない上に、さらに松茸の強力なカスタマイズ機能が使えるのである。現在のIMEのカスタマイズ機能に不満があるなら、ぜひ松茸を試してみるとよいだろう。
(天野 司)

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ソフト作者からひとこと
松茸はキーボードに、こだわります。カスタマイズが自由自在! 自分にとって最適の入力環境が手軽に実現できます。

お手本になる「スタイル」を多数用意しました。例えば「片手チョイ」を使うとテンキーから「ひらがな」が入ります。「改造片手チョイ」は漢字変換までテンキーだけで、余った左手は、たばこが吸えます。また、チョイを含んだキーボード練習ソフト『松打』を同時に販売開始しました。
((株)管理工学研究所)

※ この記事は、'98年12月3日に公開されました。


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「松茸」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[http]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

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