週刊ソフトニュース ■今週の注目ソフト!! Picture Explorer Mpas NaLauncher ATX InfoDepot MORE NEWCOMERS VERSION UP BACK NUMBER |
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ATX for Windows95/NT Version 2.10 オセロによく似た感じのゲームで、対コンピュータ、対人間がプレイできるソフト。先の先を読んで駒を置いていかないと、勝利することは難しい。なかなかに手ごわいぞ!
●勝つのははたして盾か剣か? 「ATX」は、概念的にはオセロを思い浮かべるとよいだろう。ボードの上にあるマスを2種類(盾と剣)の駒で埋めてゆき、最終的に数の多い駒が勝つというもの。わかりやすくシンプルなルールだ。ボードゲームの基本はやはりこれだろう。 とはいえ、ただ駒を置いて相手の駒をはさんでいくのでは、オセロとなんら変わらない。このソフトのすごいところは、簡単でいて独創的なルールを創り出したところにある。 駒を置く方法は2種類あり、ひとつは増殖、もうひとつは移動。ひとつの駒の周囲8マスに置いた場合は増殖となり、駒がひとつ増えることになる。そして、その周囲16マスに置いた場合は移動となって、駒は元の位置から消えてなくなる。言葉にするとややこしいが、実際にプレイしてみれば簡単に理解できると思う。 この2種類の配置方法を駆使し、敵と駒を奪い合いするわけだが、敵の駒を自分のものにする方法も単純明快。新たに置いた自分の駒の周囲にある敵の駒が自分の駒になるのだ。つまり、滅多にないが一手で最高8駒が「ひっくりかえる」ということになる。これがなかなかにスリリングで、ゲーム展開をダイナミックなものにする要因となっている。 ●制覇したらオリジナルステージにも挑戦! ATXは500円のシェアウェアで、レジストするまではレベル1での3ステージしかプレイできないが、レジスト以後は全ステージ、全レベルがプレイできるようになる。 しかし、さらに多くのステージがほしい人もいるだろう。そんな人はステージデータを自分でエディットすれば、オリジナルステージがプレイできるようになる。つまり、ほぼ永久的にプレイできるということ。ハマってしまった人には非常にうれしいシステムだろう。 なお、動作にはMFC40.DLLが必要。
(芹澤 亮)
作者のホームページはこちら。 ソフト作者からひとこと 当初、何か人が作ったことがないゲームを作りたい! ということで、あちこちからアイデアを取り寄せ、「これだ!」とひらめいたのが、この「ATX」でした。 点数をつけたりするゲームバランスや、キャラクタを素早く動かすルーチンなど、一切センスがないので(^^)、思考型のゲームしか選択肢にありませんでしたが、そういう意味ではこのソフトは簡単に作れて、時間制限もなく、コンピュータのアルゴリズムもすぐにできたので、ちょうど趣味の範囲で飽きずに作れたようです。 このソフトはPC-9801のMS-DOS上で作られたのが最初です。DOSのころはマウスの制御や、グラフィックにも苦労しました。その後Windowsに移行。VBを経て、今はVC++で作っています。DOSでちまちま画面を作っていたのが、なんだったのか? というくらい、画面は簡単に作れてしまいました。また、プログラム自体も機能が増えたわりには小さくできあがっています。 ステージエディタ自体は特に作っていないのですが、普通のテキストエディタで、簡単に各ステージのデータをいじれます。よければオリジナルのステージデータを作って、遊んでみてください。また違った楽しみ方ができるかもしれません。 使ってみた感想や、ここをこうした方がよいなどの意見もお待ちしています。また、レベル最強で最後まで勝ち抜いた方、メールをお待ちしています(^^)。
(塩崎 幹夫)
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