週刊ソフトニュース ■今週の注目ソフト!! Picture Explorer Mpas NaLauncher ATX InfoDepot MORE NEWCOMERS VERSION UP BACK NUMBER |
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NaLauncher Version 1.30 いわゆるアプリケーションランチャの一種だが、非常にこだわった作りがなされている。例えばマウスの移動によってNaLauncher自身を非表示にしたり、メニューの切り替えをタブ方式にする、ファイラ呼び出し機能を内蔵させる……などなど。ほかのランチャとはひと味違う“ビジュアル”なランチャ。
●基本はタブ切り替えのボタン式ランチャ まずは、「NaLauncher」のメイン画面を見ていただこう。シンプルなように見えるが、ボタンの配置されているページはタブによって切り替えができる。ドラッグ&ドロップによって各ボタンへアプリケーションが登録できるので、操作は“見た目通り”といった感じだ。 タブ方式の切り替えはポップアップ式やプルダウン式に比べると、直観的にわかりやすく、しかも操作しやすいメリットがある。操作速度の点ではプルダウン式の方が速そうだが、実際にはあまり変わらない。 ここに挙げたメイン画面は初期状態のままだが、それでもすでにある程度のものは登録されている(フォルダタブだけでなく、他のタブにも登録されている)。ドライブアイコンやWindowsフォルダなどは環境のメンテナンスをよく行うユーザほど開く回数が多いものだが、作者はそのあたりの事情も十分にわかっているようだ。 ●いらないときは消しておく 一見してかなりデスクトップを占有しそうな感じがするが、実は必要なとき以外は非表示にしてしまうことができる。標準では、マウスポインタを画面右端に移動するとが非表示になり、画面左端に移動するとまた現れる。さらに、NaLauncherからアプリケーションを起動したら非表示にするといった設定もある。キーボードからAlt+無変換で表示/非表示を切り替えることも可能だ。ランチャは便利な反面、使っていないときは邪魔になることが多いが、こういうやり方ならスマートに使いこなせる(ただ、この表示/非表示の切り替えは、一部の仮想デスクトップユーティリティと相性が悪い場合もあるようだ。これはNaLauncherの問題というより、単に相性の問題だと思われる)。 ●ファイラ機能やLHAの圧縮・解凍も 初期値ではエクスプローラをC:\を基準としてを呼び出すようになっているが、これを他のファイラに変更することももちろん可能。また、LZHファイルの圧縮・解凍機能もあり、NaLauncherの小さなアイコンにドロップするだけで、フォルダを作成してその中に解凍するといったことも簡単にできる。 必要なときに、必要なソフトを起動し、あとは消える。多少のオマケ機能はあるけれども、自分自身はあまりでしゃばらない。そんな使い勝手のよいランチャである。 なお、動作にはVB 4.0 DLLが、また圧縮・解凍機能を使うにはUNLHA32.DLLが必要。
(藤田 洋史)
作者のホームページはこちら。 ソフト作者からひとこと 開発への動機 : 既存のいくつかのランチャを使っていたのですが、それらの多くが一長一短で、視覚面、機能面において「もっと快適なランチャを作ることができるのでは?」と考えたのがきっかけでした。 開発中に苦労した点 : もともとプログラミングの勉強のために作りはじめたので、いろいろ試行錯誤の連続でした。本当に勉強になりました。 お勧め : Windowsで行えるさまざまな機能を、キーボードに割り当てることができます。よく使うアプリケーションをファンクションキーやテンキーなどに割り当てて、1キーで起動できるようにすると、大変便利です。また、作業用ページを確保し、頻繁に使うアプリケーションやフォルダを登録し、必要に応じてアプリケーションを入れ替えるようにすると、より一層効果的です。 今後のバージョンアップ : 現在、設計段階から全面的に見直し、大幅にバージョンアップしたVer.2.00を開発中です。進行状況は80%程度で、30項目以上の機能の見直しや、新機能を盛り込んでいます。近日中に公開できる見込みですので、期待していてください。
(ゆー太郎)
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