週刊ソフトニュース ■今週の注目ソフト!! ADVenturer 天魔降臨 Gifector Clue-J Message Manager MORE NEWCOMERS VERSION UP BACK NUMBER |
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Gifector Version 0.5β 背景となる画像、その背景上で動く画像を読み込み、マウスで軌跡をなぞるだけで、動画の元となる連続ファイルを生成できる。GIFファイルの生成機能は含まれず、出力は連続BMPファイルでなされるが、1コマずつ元絵作成するのに比べれば、アニメーションが非常に簡単に作成できる。シーンチェンジ用のエフェクトも搭載。
●キャラクタの動きをマウスでなぞるだけ!! 「Gifector」は、背景とキャスト(動かすキャラクタ)を用意するだけで、簡単にアニメソースを作成できるソフトだ。まず最初に背景となるメイン画像を読み込む。次に、背景の上を飛びまわるキャストメンバー(画像。例えば鳥)を読み込む。メインウィンドウでマウスを左クリックして、そのままなぞる。なんと基本的にはこれだけの作業で、アニメソースを作成できるのだ。「テストボタン」を押してみると、描いた通りに鳥が動くではないか。ちなみに、キャスト画像の左上の色が自動的に透過色として指定される。 できあがったコマ全体は「スコア」という機能で管理され、コマ数を減らしたり、増やしたりということも容易にできる。また範囲内のスコアデータを調整する「トゥイーン」という機能を使うことによって、キャストをきちんと水平に動かすこともできる。 ●「羽をばたつかせながら飛ぶ鳥」も簡単!! さらにGifectorは、スプライト機能で「羽をばたつかせながら飛ぶ鳥」といったオーダーにも応えてくれる。キャストが軌跡を描くキャラクタの単位であることは上述したが、そのキャストが最大10個のキャストメンバー(画像)を持つことができるのだ。このメンバーに羽の位置を変えた複数の鳥を指定すると、Gifectorは、その順番通りに画像を変えながら軌跡を描いていく。これだけで羽をばたつかせながら飛んでいく鳥の絵が作成できるというわけだ。しかも10個のメンバーを持つこのようなキャストを最大10個まで作成できる。 できあがったコマ(スコア)は、BMP形式で保存。自動で任意のファイル名+3桁の連番がふられる。あとはアニメGIF生成ソフトに取り込んで完成だ。 ちなみに、Gifectorと最も相性がいいとして、作者が勧めるアニメーションGIF生成ソフトは「GIF Construction Set」だ。まだ持ってないなら、Gifectorと一緒にダウンロードするといいだろう。
(崎山 俊幸)
作者のホームページはこちら。 ソフト作者からひとこと アニメGIFを作成する機会があって、そのときにGIF変換ツールはあるのに、その元画像を作成するツールがあまりなくて、1コマずついちいち描くのがとても面倒でした。それで自分の用途に合わせて作ったのがきっかけです。 素材となる静止画像さえ用意すれば、あとは応用次第でいろいろな動きのある画像へ自動的に合成保存します。通常のグラフィックエディタでは保存するのにいちいちファイル名を指定しなければいけませんがこのプログラムでは最初に指定したファイル名に連番を付けて自動保存します。文章で説明するのは難しいので、とにかく実際に使ってみてください。 このプログラムではGIFファイルそのものを作成することはできません。それはGIFファイルの圧縮アルゴリズムであるLZWにライセンスがあるからです。ゆくゆくはGIFファイルを直接生成できるようにして公開したいと思っています。すでに最新のβ版ではGIFファイルを生成できるようになっています。しかし、上記理由で一般公開はまだできません。一般公開のためにはライセンス料が必要です。ぜひ、みなさんのカンパをお願いします。
(国枝 博)
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