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TaskPrize for Windows Version 1.12 エクスプローラライクの画面構成を持つ“ToDoリストエディタ”。実際に行うべき“仕事”を“フォルダ”さらにその上位の“プロジェクト”で管理する。仕事を登録してしまえば、あとは簡単な操作で作業の管理が行えるのが魅力だ。動作が軽く、起動時間に待たされる、ということもない。使い方のヒントも書かれた丁寧なヘルプファイルもうれしい。
●わかりやすい操作のToDo管理ソフト 「TaskPrize」は、行わなければいけない作業を忘れないように記録しておく、タスク管理ソフト。いわゆる「ToDo管理ソフト」というやつだ。一人で多くの仕事をかかえ、さらにその仕事がそれぞれ別の期日を持っていたりすると、それらの仕事の管理はかなりやっかいなもの。仕事の進行をきちんと管理し、着手する順番を考えないと、気がついたときにはすでに期日を過ぎていた仕事があった、などということが起きたりする。 「TaskPrize」はそうした多忙な人には強力な味方となるユーティリティだ。新たな仕事が発生したら「新規の仕事を作成」し、仕事の名前や期日を入力する。すると未着手の仕事一覧にその仕事が自動的に登録される。その仕事に実際に着手したら着手フラグにチェック、自動的に着手中一覧にその仕事が移動する。さらに終了したらもうワンクリック、その仕事は完了一覧に移動するという具合。とにかくいちいち面倒な操作を要求してこないところが気に入った。 ●仕事にはコメントも付けられる 仕事の一覧は、さまざまな順序で並べ替えが可能。期日が近い順や重要度が高い順、といった並べ替えのほか、自由な順序で並びを変更して記憶しておくこともできる。 それぞれの仕事には、詳細メモとして自由なテキストが入力できる。このメモにはURLの入力なども可能で、URLをクリックするとWWWブラウザが自動的に起動されるようになっている。仕事についての覚え書きなどをメモ書きするのに非常に便利だ。 何よりの魅力は操作が「軽い」こと。それなりに高機能で見た目もきれいなソフトなのに、その操作は非常に俊敏だ。ただでさえ忙しいときに、仕事の管理ソフトが重いのでは話にならない。そうした意味で、この「TaskPrize」は基本をしっかり押さえたToDo管理ソフトといえるだろう。
(天野 司)
作者のホームページはこちら。動作にはIE Ver.3以上のインストール履歴が必要。なお、3月1日に新バージョン1.13が公開されている。Vectorからは今週金曜日よりダウンロードできる予定。 ソフト作者からひとこと 「TaskPrize」は、作者が開発しているソフトの不具合・要望をまとめ、リリースしたときにリリースノーティスを簡単に作成するために作り出したのがきっかけで生まれました。 当初は公開する予定はなかったのですが、作っているうちにコンピュータを使い続けた長い月日の経験がどんどん織り込まれていくことに気づきました。 途中から公開することを考え出し、より一般化するように仕様を変更していったのですが、その結果、非常に可能性の高いソフトになりました。ToDoリストエディタと銘打っていますが、本来はデスクトップアクセサリと名づけたくなるようなソフトです。知的集約ツールといってもいいでしょう。 公開予定がなかったもので、ちょっと中途半端な仕様も残っています。これを修正するためには、基本設計を含めた変更になってしまいます。このソフトが支持され続ければ、Ver.2の開発も考えてみたいと思います。 私にとっても、手放せないソフトになりました。知的集約ツールとしての「TaskPrize」の可能性を生かすも殺すも、使う人の工夫次第です。仕事を管理する必要のある人はもちろん、コンピュータを知的集約ツールとして使いたいという希望を持った方にぜひ使っていただきたいソフトです。 なお、名前は「TaskPrize」。タスク・プライズと読みます。Prizeは「賞賛」を意味する言葉です。自分の持った仕事にいやな気持ちで対するのではなく、仕事を賞賛し、自分を賞賛し、日々充実して活動を行っていけるように願いを込めてみなさんに贈ったソフトです。ぜひ名前も覚えてくださいね。
(K2@京都・西院)
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