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ファイル管理や画像の加工もできるマルチメディアプレイヤー
Multi Media Expression32
Version 2.01
静止画をサムネイルで管理、表示するほか、MIDIやWAV、AVIなどのMCIデータの再生も可能なデータビューア&管理ツール。対応する画像フォーマットは40種類以上、また画像の場合は回転、トリミングといった基本的な編集操作を行うこともできる。
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■こんな人にお勧め!!
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いろいろな種類のマルチメディアデータを表示、管理したい人。
●サムネイルをクリックしてデータを表示・再生
ウィンドウはエクスプローラ風の構成で左のペインにはフォルダツリー、右のペインにサムネイル化したデータが表示される。サムネイルは、初めてフォルダを選択した時点で、自動的に作成される。このため初回だけは表示に時間がかかるが、その後の表示は速い。
サムネイルをクリックすると、静止画なら画像を表示、動画やサウンドデータの場合は再生を行う。また、静止画の場合はビューアウィンドウ上で右クリックするとポップアップメニューから、回転や反転、トリミングといった加工やエフェクト処理ができる。また、サムネイル化されている画像をスライドショウとして表示したり、壁紙化するといった機能もある。
●ファイル管理機能もある
サムネイルをマウスでポイントしてシフトキーを押すとそのファイルに赤丸が付き、選択状態になる。ここで右クリックするとポップアップメニューの[ファイル操作]コマンドが使用可能になり、ファイルの複写や移動、削除、名前の変更、連番名設定といったファイル管理機能が使える。また、サムネイルをフォルダツリー上へドラッグするとファイルを移動できる。
●豊富な対応フォーマット
対応する画像フォーマットは、静止画の細かいサブタイプまで含めると40種類以上になる。設定では、読み込むファイルに関してサイズの上限を指定したり、特定の拡張子のファイルは読み込まないようにできる。そのほか、画像ビューアとして有名なSusieのPlug-inを使用することも可能だ。
さらには、UNLHA32.DLLがあればLZH形式のアーカイブファイルの内容を表示、展開することもできる。さまざまなフォーマットのマルチメディアデータを圧縮して管理している人にとっては強い味方といえるだろう。
なお、動作にはMFC42.DLL、MSVCRT.DLLが必要。試用期間中は縦横384ピクセル以上の画像の保存やコピーはできない。
(福住 護)
ソフト作者からひとこと
ユーザにお勧めする使い方 : 表示した画像は、内部キャッシュにいれるので、同一フォルダないでのページ切り替えでは高速にサムネイルを表示しますが、カタログを作成せずにフォルダを移動すると内部キャッシュはクリアされるので、よく見るフォルダはカタログを作成してご使用ください。
ユーザ登録しなくても、画像の表示&印刷&特殊効果処理、音楽&映像の再生、サムネイルの一覧印刷はできますので好きに使ってください(^^)。ただし、保存&クリップボードへのコピーは384×384以上のものはできません(^^;。
ユーザ登録すると、特殊効果処理やフォーマット変更を複数の画像に対して一括して行えるようになります。当然保存もフルサイズでできるようになります。また、今後の追加機能も基本的には、ユーザ登録したときのみ使用できるようになる予定です(追加機能があれば……(笑))。
今後のバージョンアップ予定 : 一連の特殊効果処理を複数の画像に一括して行えるようにするエフェクトミキサの搭載(現在は、1回に一つの特殊効果処理しかかけられない)、さらにCDラベルの印刷機能。いつになることやら……(^^;。
(水無月 紗羅)
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