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“ビジュアルな一覧表示”で管理する画像管理ツール
Picture Exhibitor
Version 1.70
画像ファイルの管理に困っている人は、実はかなりの数になる。特にDOSからWindowsになって「壁紙」という存在が一般化してからというもの、画像ファイルを収集する人が急増したのは間違いのないところである。で、集めたはいいがわけわからなくなった、という人にピッタリなのがこのソフトなのだ。
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■こんな人にお勧め!!
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ハードディスクの中に画像データが三桁以上ある人は導入を考えてみてもいい。そうでなくても画像ファイルを処理することが多い人も要チェックだ。また、ホームページを作成するための画像コンバータソフトを探している人にもお勧めできるソフトだ。
大量の画像ファイルに悩んだときは
ファイルの整理方法で一番いいのは、専用のフォルダを作ってそこにまとめることだが、肝心のファイル数が多くなったらそれもあまり意味をなさない。そんなときは、さらにフォルダを増やし、細分化した方がいい。
だが、一度フォルダにまとめたものをさらにジャンルごとに区別して、再度まとめ直すなんて真似は、普通のファイルならともかく、画像ファイルの場合は「エクスプローラ」ではちょっと面倒。ファイル名でどんな画像ファイルなのかすぐ思い出せる人はそういない。すぐ思い出せるなら整理の必要はない。で、登場するのがこのソフトというわけである。
このソフトの特徴は、画面を見ればわかる通り、画像ファイルをサムネイルで表示すること。これによって、ひと目でどんなファイルかがわかるというシステムだ。フォルダの内容を表示させながら、それぞれのファイルをコピーや移動、新規フォルダの作成などを行って整理すればいいのだ。これはかなり楽である。
必要にして十分、“使える”機能が満載
対応している画像フォーマットはBMP、GIF、JPEG、ICO、CUR、ANIとなっており、Windowsにおける標準フォーマットを押さえている。もちろんシェアウェアならではのきめ細かなサポートで、今後その他のフォーマットへの対応も十分考えられる。もっとも、これだけあればまず困ることはないといえるだろうが。
また、画像整理ソフトとして見逃せないのが画像変換機能だろう。これはBMPからGIFに変換したり、GIFからJPEGなどのフォーマットを変換する機能だ。それに加えて画像サイズの変換や、色数の変換も簡単に行える。またホームページ作成に便利な透過GIFやインターレースGIFへの変換も可能だ。ほかにもアイコンやカーソル用のファイルへの変換も簡単に行ってくれるのもポイント。
使い勝手もショートカットやダブルクリック時の動作を設定できるなど、ポイントは高い。画像ファイルの整理に苦労している人、一度チェックしてみてはどうだろうか。
(芹澤 亮)
作者のホームページはこちら。
ソフト作者からひとこと
はじめまして、オスカークリエイションの押川です。シェアウェアの開発販売を主業務とするソフトハウス、Oscar Creationを経営してます。
1年半前、インターネットにOscar Creationのホームページを登録するときに、HTMLはプログラムと同様でコードを書けば完成しましたが、その中に画像を埋め込もうとしても、私の環境には、BMPファイルからのGIF、JPEGへの変換ソフトがなかったので、自分で開発しました。
また、変換機能だけのソフトでは、画像の変更をペイントソフトで行うたびに、セーブし、また変換ソフトの起動……となり、作業効率が悪かったので、そのソフトに、ペイント機能も追加したのが「Let's Draw」です。
その後、「Let's Draw」は、アニメーション作成機能や、その他のフォーマットのファイルにも対応し、バージョンアップしてきましたが、ユーザからのメールに「画像を一覧表示して管理したい」という要望があり、それに応えて開発したのが「Picture Exhibitor」です。
これからは「Let's Draw」も「Picture Exhibitor」も、アニメーションやムービーなどの要素を重点的にバージョンアップする予定です。
(オスカークリエイション・押川 定邦)
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