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膨大なデータの詰まった便利な暦ソフト
なんと!暦 WIN95
Version 1.1
暦や出来事、縁起などの詳細な解説記事が付属していて、日にちに関するさまざまな知識が身につく暦ソフト。デザインもよく、使いやすい。戦後50年の思い出をたどることもできる。情報量の豊富さではピカイチだ!!
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■こんな人にお勧め!!
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今日はどんな日かを知りたい人、歴史や季節の行事に関心の深い人、日にちに関する知識を身につけたい人などにお勧め。
豊富な情報量を誇る暦ソフト
「なんと!暦 WIN95」は記念日や、その日に起きた有名な出来事、有名人の生没など、「日」に関するさまざまな情報を表示する暦だ。同種のソフトはいくつもあるが、「なんと!暦」はその中でも豊富な情報量で群を抜いている。画面に表示される項目の多さもさることながら、それぞれの情報に関する詳細な解説記事がすばらしい。
「日」単位だけでなく、戦後50年間の各年に起きた出来事を見ることもできる。また、画面のデザインが美しく見やすいことや、ヘルプに暦の詳細な解説があることもうれしい。自分や家族の生年月日を登録すれば「九星の占い」を利用することも可能だ。
盛りだくさんな情報が見やすく表示される
画面に表示される項目は、「年、月、日、曜日、祝日」「旧暦日」「記念日」「季節の行事」「干支」「縁日(金比羅、恵比寿など)」「各地の祭り」「大災害」「気象情報」「事故、事件」「合戦、反乱」「設立、開校」「六曜(大安、先勝等)」「二十四節気(立春、夏至など)」「七十二気候(鶏始乳、雪下出麦など)」、「雑節(土用、彼岸等)」「九星(一白水星などと方位の吉凶)」……などである。暦画面に表示されたこれらの項目のうち、青色、濃青色、濃茶色の文字で表示されているものをクリックすると、それぞれの解説記事が表示される。
ツールバーの項目を選択することにより、「週間行事」「月間行事」「旬の魚介類、野菜、季節の草木花、旬の料理」「神々の方位(歳徳神、八将神等の所在方位)」「天象(日の出、入り、月の出、入り時刻など)」……といった暦画面に表示されていない情報や、「旧暦朔日」「二十四節気」「雑節「の一覧を表示させることもできる。ユーザ自身の記念日や誕生日、予定を登録して暦上に表示させることも、もちろん可能だ。
また、「あの頃」というボタンを押すと専用のソフトが起動して、戦後の各年の政治・経済、文化、映画、音楽、放送、将棋・囲碁、野球、相撲、競馬に関する情報を見ることもできる。膨大なデータ量をまずは自分の目で確かめてみてほしい。
(秋山 俊)
作者のホームページはこちら。
ソフト作者からひとこと
この「なんと!暦」は、3年ほど前、私がVisual Cで作成した最初のソフトです。Windowsソフトも初めてで、いろいろなところで悩みつつ、何とか作ることができました。
それまで、私自身は画像処理装置などの産業用のセンサ開発の仕事をしてました。暦を作成しながら、あるとき「なんと! 暦などを作っている」(自嘲気味に)と感じて「なんと!暦」としました(現在、私の在住している奈良地方の古来からある南都暦もかねています)。それ以来、作成するソフトに「なんと!XXXX」と名づけています。いつの日か、この「なんと!」を外せるようなものを作りたいと、心密かに思っていますが……。
「なんと!暦」は作成以来、機能の追加、WIN95への移行とバージョンアップを重ねて、現在に至っています。その間、多くの方にご利用いただき、大変うれしく思っています。これからも、気軽に楽しんでいただけるような機能を追加していきたいと考えています。末長くご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
(中山 裕)
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