製造業に携わる人ならば、QC手法という言葉は聞いたことがあるだろう。統計的なデータ解析を利用して品質管理を行う手法だ。「RQC for Windows」は、このようなQC手法を用いたデータ解析にに役立つ専用ツールだ。このツールを使えば、QC手法において用いられるさまざまなチャートの作成を容易に行うことができる。
「RQC for Windows」を起動すると、Microsoft Excelかと見間違えるような画面が表示される。これが元データの投入画面だ。この画面から、グラフの元になる数値データを入力していく。もちろんExcelなど表計算ツールですでに入力されているデータをコピーして貼り付けることも可能だ。
多種多様なグラフが作成可能
QC手法で用いるグラフは多岐に渡る。だが「RQC for Windows」でサポートしているグラフの種類もそれに負けず劣らず数多く、一般的なQC用途であればその多くがカバーできるだろう。例を挙げると、ヒストグラムやパレート図、XBer-R管理図、P管理図、Pn管理図、散布図などだ。こうしたチャートの中には、Excelなど一般的な表計算ソフトでは処理できないものもある。