週刊ソフトニュース 97.10.01号

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3Dワイヤフレームのボートゲーム
ボートレース Version 1.0

ワイヤフレームのかわいくて愛嬌のあるキャラクタを操作して行う、非常に臨場感とスピード感にあふれた手こぎボートレースゲーム。手に汗握り、“ハマる”こと請け合い!!

こんな人に最適
Windows 95を使っているすべての人に強くお勧めしたい(残念ながらNECのPC-9800シリーズでは動きません)。

3Dワイヤフレームの手こぎボートレース: 「ボートレース」はその名前の通り、ボートを操って7艇のライバルとレースをするゲームだ。しかし、このゲームの画面を初めてみた人はきっと、一瞬呆気に取られることだろう。なにしろ「今どきワイヤフレーム」である。ボートも、ボートというよりいかだのように見えるし、キャラクタは愛嬌はあるものの子供の落書きのようなデザインなのだ。操作もカーソルキーの左右で左右旋回させるだけと、これ以上はないくらいシンプルだ。

ボートレースという言葉から連想されるイメージと、ゲームの第一印象のギャップはひたすらに大きい。だが、この印象は実際にゲームをしてみると、印象は再び大きく覆される。
臨場感あふれ、興奮し、手に汗握るレース展開: ステージを選択して下矢印を押すとレースが開始する。自分の選手は最後尾からのスタートだ。この選手を操って赤くなっているパイロンを次々と通過してゆき、コースを4周して順位を競う。レース場にはパイロンのほかに黄色と紫のピラミッドが一つずつ配置されており、それぞれ、ジャンプとスピードアップといった効果がある。

操作といっても左右の旋回しかないので、このゲームではコース取りが特に重要だ。パイロンの内側をいかに小さく回れるかが勝敗の決め手となる。もちろん、ジャンプやスピードアップも上手に使わなくては勝つことはできない。接触した相手を跳ね飛ばすこともできるので、ライバルに体当たりしてピラミッドやパイロンから遠ざけるというテクニックも効果的だ。逆に自分が跳ね飛ばされてチェックポイントを通過し損ねることもあり、これは非常に悔しく、またロスタイムも大きい。

ワイヤフレームであるにもかかわらず、実際にレースをしてみると、ボートや波の動きが実にリアルに感じられる。視点を選手の視点に切り替えてゲームすると、本当に自分がボートレースをしているような気分になる。スピード感もあり、BGMもいやが上にも臨場感を盛り上げてくれる。それだけに、勝ったときの喜びも、負けたときの悔しさもひとしおだ。

レースが終わったあとには、リプレイを見ることもできる。リプレイでは、スタートからゴールまでを視点をいろいろに変え、さまざまな角度からレースを確認できて楽しい。

とにかく一度やってみることをお勧めする。ハマるゲームだ。ただ残念なのは、ステージ数が三つだけと少ないことと、AT互換機専用でPC-9800では動かないことだ。

(秋山俊)

なお、動作にはDirectX2以降が必要。DirectX(5.0)のダウンロードは、こちら(http://www.microsoft.com/directx/default.asp)から。
ソフト作者からひとこと: こんにちは。作者のかわちつとむです。ゲームプログラムは昔からしていたのですが、最近インターネットが普及してきて作品公開の場ができたので、頑張って世間に公開してみるかと思い、作りました。

「ここはこうした方がいいのでは?　いや、そうしろ」というようなことがあればメールください。また感想などいただけると、とてもうれしいです。

これからもいろいろ公開していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

(かわちつとむ)

「ボートレース」の最新版、関連ソフトは以下の通りです。
ソフトのバージョンは、上で紹介したものと異なる場合があります。

※ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。ソフト名をクリックすると、そのソフトに関する詳細な解説を参照することができます。

ボートレース 1.5　3Dワイヤーフレームのレースゲーム　(130K)

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