週刊ソフトニュース 97.10.01号

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便利な機能を満載したアーカイブユーティリティ
fromLZH Version 1.1.8a

アーカイバとしては、LZH、ZIP、CAB、ARJ、ISHに対応。ウィザードやドラッグ＆ドロップによる圧縮解凍が可能で、操作も簡単。さらに、定期的なバックアップを支援するバックアップウィザード、FDサイズへのアーカイブ分割・結合機能など、便利な機能が満載。

こんな人に最適
アーカイブの操作に慣れていない初心者から上級者まで、LZHやZIPなどアーカイブファイルを取り扱うすべての人にお勧め。

800円

ドラッグアンドドロップで書庫ファイルを操作: 「fromLZH」は、Windows 95に対応したアーカイブユーティリティだ。その名が示す通りLZH形式の書庫に対応するほか、ZIP、CAB、ARJ、ISHなどもサポートする。この種のユーティリティは数多いが、そうした中でも「fromLZH」は、特にWindows 95のエクスプローラとの親和性が高いのが特徴だ。

「fromLZH」の画面は、エクスプローラの画面と非常によく似ている。わずかにツールバーだけがエクスプローラとは異なるが、非表示にしてしまえばほとんど見分けはつかない。

似ているのは外見ばかりではない。書庫内のファイルはすべてエクスプローラとの間で相互にドラッグ＆ドロップが可能。アイコンをマウスで移動するだけで圧縮・解凍が自動的に行われるのは非常に便利だ。
アーカイブファイル内のディレクトリ構造も表示: 画面を見てわかるように、ディレクトリ付きで作成されたアーカイブファイルは、そのディレクトリ構造も表示可能だ。アーカイブ内のディレクトリ間でのファイル移動も操作性はエクスプローラとまった同じでわかりやすい。

さらにアーカイブを新規作成するときには、対話式で書庫が作成できる「書庫ウィザード」機能(解凍はLHA、ZIP、圧縮はLHAに対応)が利用できる。全体的に機能は豊富であるが、エクスプローラとの同一の操作性のため、操作にとまどうことはない。

操作性は、Windowsスタイルに準拠したものになっており、使いはじめからすんなり入っていくことができるだろう。

初心者から上級者まで便利に使えるアーカイブユーティリティといえるだろう。

(天野司)
ソフト作者からひとこと: 自分好みのビジュアルインターフェースを、使用する機会の多い書庫操作ツールで実現したのが「fromLZH」です。開発当初は“見た目”に重点を置いて制作していました。そのときに苦労したのがボタンのデザインです。なかなかイメージ通りに絵が描けなくて、結局今のボタンで妥協した形になっています。

現在は機能の充実と、より使いやすいユーザインタフェースを実現するために開発を続けています。今後のバージョンアップにもご期待ください。

(堀口英俊)

「fromLZH」の最新版、関連ソフトは以下の通りです。
ソフトのバージョンは、上で紹介したものと異なる場合があります。

※ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。ソフト名をクリックすると、そのソフトに関する詳細な解説を参照することができます。

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