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本格的な機能を持つMIDI/オーディオの統合ソフト
Music Studio Standard
Version 1.00
市販ソフトでも珍しい、MIDIとWaveオーディオを統合して取り扱える機能を装備。多彩な機能がよく整理され、わかりやすいハイコストパフォーマンスのシェアウェア。
こんな人に最適
これまでMIDIを使い込み、MIDIについて詳しい上級者、本格的なMIDI/オーディオ環境を探していたという人にお勧め。
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MIDI/Waveオーディオの統合ソフト
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「Music Studio Standard」(以下、MSS)は、フリーウェア、シェアウェアでは珍しい、本格的機能を持つシーケンサソフトだ。MSSは単なるMIDIシーケンサだけではない。Waveオーディオのコントロール機能まで含めた、MIDI/オーディオの「統合ソフト」である。
一般的なMIDIシーケンサでは、扱う機器はMIDI楽器に限られる。SoundBlasterのOPL音源などもソフトの側から見れば立派なMIDI楽器だ。だがMSSでは、このMIDI楽器に加えて、もう一つのサウンドファイルであるWaveファイルさえも楽器として取り扱うことができる。このようにMIDIとWaveオーディオを統合して取り扱うことのできる機能は、市販品でもごく一部にしかない珍しいものだ。
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機能は高く上級者向け
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MIDIシーケンサ単体として見た場合でも、MSSの機能は高い。MIDIデータの入力はピアノロール画面から行うタイプ。外部MIDIのリアルタイム入力もサポートしているので、楽器を弾ける人にとってはそちらの方が使いやすいだろう。Waveオーディオの入力は、MIDIトラックとは独立した別のトラックにWAVファイルを配置していく方式。MIDIのみ、Waveのみはもちろん、MIDIとWaveを連動させた曲の作成もできる。そのため従来は表現が難しかった音声によるコーラスや「合いの手」の入力も可能だ。
サポートするファイルのフォーマットはSSFという拡張子を持つ独自のものだ。ただしMIDI部分に限っては標準MIDIファイルもサポートする。非常に高機能でありながら、機能はよく整理されており、わかりやすい。とはいえ、使われている言葉はかなり専門的であるので、MIDIについて詳しい人でなければ使いこなしは難しいだろう。MIDI上級者にお勧めのソフトといえる。
(天野 司)
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ソフト作者からひとこと
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「Music Studio Standard」は、プロフェッショナルな使用に堪える高性能なMIDIシーケンサ、オーディオ統合ソフトです。拙作「Sequence Studio Lite」をベースに32bitネイティブ化、高性能なピアノロール、ミキサーなどを装備することで、より高度な編集が可能になりました。DTMにおけるMIDIデータの製作からデモテープ作りまで、幅広く使っていただけると思います。
(Frieve)
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「Music Studio Standard」の最新版、関連ソフトは以下の通りです。
ソフトのバージョンは、上で紹介したものと異なる場合があります。
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※ この記事は '97年7月30日 に公開されたものです。
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