「筆ぐるめ」の特長のひとつとして姓名外字も豊富に収録している点があげられる。通常の漢字変換では正しい漢字が出てこないので、とりあえず一般的な「斉藤さん」と印刷、という状況も楽々対応できる。難読漢字の「斉藤さん」や「渡辺さん」へ年賀状を送る予定の方は試してほしい。
また俳句の夏井いつき先生と組んだ「ぐるめな俳句」も面白い。俳句を作ることはなかなかないが、俳句に必要な季語の説明もあるので下手なりに五・七・五の俳句を作ることができた。専用の俳句レイアウトがあるので、他の人と被らない年賀状を作ることもできる。
「筆ぐるめ 31」ではコンビニエンスストアのマルチコピー機での印刷もできる。カラフルなデザインの年賀状を印刷中、もしインクが切れてしまってもコンビニで印刷を継続できる。インクの配達を待つこともなく、近所のコンビニで解決できるのは時間のない年末には助け船だ。
伝統的なデザインの年賀状から、インク節約にもなるシンプルな年賀状、子どもの友だちに送る年賀状など、多種多様な年賀状のデザインが収録されているので、どのような家族構成でも対応可能だ。「筆ぐるめ 31 2024年版」はパソコン5台で使うことができるので、家族それぞれのパソコンで年賀状作りをたのしむことができる。
2024年、辰年は「筆ぐるめ」で「たのしく」「かんたん」「きれい」に年賀状を作ってみてはどうだろうか。