処方された薬の服用回数や時間を登録しておく事で指定した時間に服用を促すポップアップ通知を表示し、薬の飲み忘れを防止してくれるソフト。
あらかじめセットされている約2万件の医薬品データベースの中から処方された薬を選ぶだけで登録ができ、薬の数や画像、メモ等も添えられる。毎日の服薬管理をしっかりと規則正しく行いたい人には最適なソフトといえるだろう。
では、早速使い方を解説していこう。
インストールして起動すると最初にメイン画面が表示される。画面上部のメインメニューは「お知らせタイマー」「おくすり登録」「残薬管理」「服薬実績」「各種設定」の5つの項目で構成されており、各ボタンはマウスカーソルを重ねると機能の説明が表示される。シンプルな構成なので取扱説明書を読まなくても操作に迷う事はないだろう。
まずは服用している薬と服用時間を登録する必要があるので、メニューから「おくすり登録」をクリックし、続いて「おくすりリスト登録」の画面を開く。「おくすりデータベース」の入力欄に服用している薬の名前を入力して検索し、表示された候補の中から該当する薬名をダブルクリックすると画面右側の「おくすりリスト」に追加される。表示された候補に登録したい薬が見当たらない場合は直接入力も可能だ。
服用中の薬を登録したら続いて「おくすり詳細登録」をクリックし、設定したい薬名を選択する。選択した薬の情報が画面右側に表示されたら「服用数」で服用する薬の回数を、「服用時間」で服用する時間を、それぞれプルダウンメニューから選択し、最後に「保存」ボタンで入力した設定を保存すればアラームの設定は完了となる。この画面では他にも、処方病院名や医師のコメントを入力したり、インターネットで薬の詳細情報を検索して画像やテキストを貼り付けたりする事もできるので、必要に応じて情報を追加すると便利に使える筈だ。手元に「お薬手帳」があればそれを見ながら各情報を入力しても良いだろう。
保存時には自動的に整合性チェックが開始され、入力内容に誤りがあればエラーメッセージが表示されるので「夜に服用する薬の回数は入力したが時間を入力し忘れた」といった誤入力も防いでくれる。ただし、このエラーメッセージはどの薬の設定内容に問題があるのかが明示されない為、複数の薬をまとめて登録した時にはどの部分でエラーが発生しているのか判断できない事があった。よって、登録時は1件ずつ保存した方が良いと思う。
処方された薬の情報を登録する「おくすり登録」画面。服用回数や服用時刻の他、コメント等も入力できる
設定した時間に薬の服用を促すポップアップ画面が表示される