- エフェクトやトランジション、BGMや効果音等の収録素材について
次に収録されている素材を紹介しよう。
画面左上の素材エリアから「素材」「ミュージック」「テキスト」「画面切替効果」「フィルター」「オーバーレイ」「オンライン素材」というカテゴリ分けがされており、必要な素材をサムネイルから選んで使用する事ができる。
素材を使う時には1つずつダウンロードする必要はあるが、画面上でクリックするだけなのでさほど手間にはならない。使用する際も専用のレイヤーに自動配置されるのでタイムライン上の操作もしやすいように工夫されている。また、サムネイルをダブルクリックして適用前にプレビューで確認する事も可能だ。
筆者お薦めの素材は「素材」タブで選択できる「OP」だ。映像が始まる前のカウントダウンや、動きのあるオープニングタイトル素材、迫力のある花火の素材等、個性的な映像素材が多数収録されている。カウントダウンは15種類も収録されているので、どれを使おうか迷ってしまう程だ。
また、画面切替効果(トランジション)やフィルター、オーバーレイといったエフェクト素材の収録内容もユーザには気になる所だろう。
しかし案ずる事なかれ、画面切替効果(トランジション)は59種類、映像に特殊効果を追加するフィルターとオーバーレイ、オンライン素材は合わせて182種類も収録されている。もちろんクオリティも申し分ない。
- 「音声文字変換機能」について
「BeeCut 動画編集」の最大の特徴は、初心者向けの動画編集ソフトでありながら、動画内の音声を字幕に変換して自動配置したり、字幕の内容を機械音声が読み上げてナレーションとして利用できる「音声文字変換機能」が搭載されている事だ。
動画内のナレーションに合わせて字幕を追加する作業は、実際行ってみると結構手間の掛かる物だが、「BeeCut 動画編集」の「音声文字変換機能」を使用すれば、音声を自動解析してテキストに変換した上でタイムラインに時間を区切って自動配置してくれる。
実際に日本語音声付きの動画で試してみた所、若干の変換間違いはあるものの自動変換に期待するレベルには十分達しているように感じた。間違っている部分は字幕編集画面でテキストを修正可能だなので、一から字幕を追加する事と比べたら十分利用価値はある。
また、字幕のテキストを音声に読み上げる機能も利用可能だ。「BeeCut 動画編集」には後からナレーションを録音できる「アフレコ」機能も搭載されているが、自分の声は使いたくないという時に重宝するだろう。
「音声文字変換機能」は、有料の付加サービスであるが、「BeeCut 動画編集」の購入者には特典として3時間分利用できるようになっている。お試しとして利用するには十分な時間が付与されているのが嬉しい。利用時間終了後は別途ライセンス購入して時間を追加する事ができるようなので、その際は「BeeCut 動画編集」の公式サイトを確認してほしい。
世の中には多種多様な動画編集ソフトが存在しているが、おしゃれな動画を手間なく作りたい方、字幕やナレーションに凝った動画を作りたい方には是非この「BeeCut 動画編集」をお薦めしたい。