続いて、新しく追加された機能を見ていこう。
「おまかせ電子印鑑2」では印鑑の種類に「干支印」が追加されている。これは印鑑の枠に干支の動物をあしらった物で、12の干支にそれぞれ2パターンずつ合計24種類のデザインが選べるようになっている。年賀状のイラストにワンポイントで加えても良いし、好きな動物とテキストを組み合わせてロゴマークやSNS用のアイコンとして使っても面白いのではないだろうか。尚、作成した印鑑を画像ファイルとして保存する際、デフォルトでは拡張子が.bmpに設定されているが、このままだと背景が白で塗りつぶされて扱いにくいため、背景色が透明になるように.pngで書き出すのをお勧めする。
前バージョンでは20種類だった印鑑用フォントは「おまかせ電子印鑑2」では30種類に増え、これまでよりも更にこだわりの印鑑が作れるようになっている。実際の印鑑に使用されている書体も含まれているのでサイズや文字のかすれ具合等を細かく調整していけば、実際の印鑑と見分けが付かない位リアルな印鑑を作る事もできるだろう。
「おまかせ電子印鑑2」では他にも印鑑をPDFにドラッグ&ドロップする際の挙動が改良され「標準パネル」内での印鑑の登録順を入れ替えられるようになる等、細かい点が使いやすくなっており、よりスムーズにストレスなく押印作業ができる。
作成した印鑑データはインポート・エクスポートに対応しているので、前バージョンから「おまかせ電子印鑑2」に乗り換える時や新しいパソコンに買い替えた時も簡単にデータの移行ができる。実際にビジネスで利用する時には新しい印鑑を作成したらデータをエクスポートしてバックアップしておけば、突然データが消えたりパソコンが故障したりした時も、バックアップデータから素早く復旧できるだろう。
電子印鑑の作成からPDFへの貼付けまで「おまかせ電子印鑑2」だけでできるようになる為、これから電子印鑑を導入しようと考えている方から本格的に業務で使いたい方まで幅広くお勧めできるソフトと言えるだろう。
ドラッグ&ドロップでPDFに押印できる
電子署名を設定すれば安全に運用できる