「ディスクキラー」は大昔にフロッピーディスクがまだ一般的に利用されていた時代に、OS入りフロッピーディスクから起動してデータ消去するソフトとして開発しました。
今回はWindows上で動作&USBメモリやDVDメディアから起動可能というコンセプトから別系統で開発したものを「Ver.3」としてリリースしています。
「Win版ディスクキラー」は、姉妹品ハイブリッドワークス「USB/SATA 2.5"アダプタ ケーブル HW-01/HW-02」の支援ツールが元になっています。
HW-01/HW-02はSATAディスクをUSB接続するケーブルです。
外付けディスクケーブルの支援ソフトとしてシステムディスクのクローンソフトとディスク消去ソフトを付属させたのですが、このディスク消去ソフトを改良しています。
USBブート、DVDブート、BIOS、UEFIの知識を必要とせず「Windows上で完結するディスク消去ソフト」にすべく設計しました。
「Win起動・ブート版ディスクキラー」は同じく弊社のSSD_TURBO_BOOSTの支援ツール「PBTM」をベースにしています。
「PBTM」はディスク装置全体をバックアップします。
このソフトはシステムディスクが故障した時の為のデータ復元ソフトですが、これをディスク消去として改造しました。
利用したUbutuはLinux系のOSです。Linuxはオープンソースで自由に使える便利さがあるのですが、一般的には自分のパソコンにインストールして利用する事を想定されています。
なので、このようなLive DVD、Live USBというブート用にまとめるのは非常に厄介でした。
また最新のLinuxを使うと容量が大きくなります。2GBの小さなUSBメモリでも収まるように作るのが苦労した点です。
弊社ではSRG-SDKという10の27,000乗という超周期、超高速、高品質の乱数発生装置を実用化しています。
SRG-SDKは無量大数より遥かに大きい乱数を秒速1GBで生成します。
今回はこれを利用して復元不可能を定理証明できるディスク消去方法を実用化しました。
「無限乱数式暗号(バーナム暗号)」と言う、一度使った乱数表は二度と使わないというルールを守ると、その暗号は解読不可能になります。
ディスク消去で上書きしたデータ/乱数は暗号化のアルゴリズムと解釈する事が可能です。
SRG-SDKはディスクの書き込み速度より遥かに高速に生成します。
実際にはディスクの書き込み待ちの間に次の乱数表を生成しているのでディスク装置の書き込み限界で消去を実現しているのです。
沢山のディスクを少しでも速く消去したい方は、是非「ディスクキラー」をご利用ください。