今回のバージョンアップによって追加された新機能を見て行こう。
大きな変更点の1つは「録音ブラウザ」の機能が追加された事だ。これは、radikoでは聴けないような、特定のWebサイトやスマートフォンアプリのみで配信されているラジオ番組・音声メディアの録音ができる機能で、2021年4月現在、以下の28メディアに対応している。
【録音ブラウザ対応メディア】
ListenRadio、FM++、NHK WORLD-JAPAN、ニッポン放送 Podcast Station、文化放送 ポッドキャスト、TOKYO FM ポッドキャスト、ラジオNIKKEI、音泉、OTTAVA、Backstage Cafe、WREP、渋谷クロスFM、響、Voicy、アニメイトタイムズ、RadiCro、block.fm、himalaya、Calm Radio、TuneIn、SHOUTcast、Hotmix Radio、Jango、AccuRadio Online、AudioRealm、Internet Radio、Dash Radio、RadioTunes
また、この録音ブラウザには録音機能だけでなく、RSS・ポッドキャスト購読機能も備えている為、お気に入りの番組を登録して継続的に聞きたい時にも便利だ。
最新版のもう1つの大きな改良点として、番組表の機能改善が挙げられる。まず、番組表の文字サイズが選択できるようになり、表示形式を昼モード・夜モード(いわゆるダークモード)の2種類から選べるようになった。また、「横方向へのスクロール」「番組詳細情報の表示・非表示の切り替え」等の細かい部分の改良も加えられている。更に「検索機能」が追加され、番組名や出演者等で検索すると該当する番組がピンク色で表示され、目当ての番組が探しやすくなっている。
少々残念な点としては、この検索機能の対象となるのは「現在表示されている番組表内の情報」だけなので、「全てのラジオ局の過去1週間の番組を対象に検索をかける」といった点が挙げられる。好きなタレントが出演する番組をまとめてチェックしたい時には、番組表の日付を切り替えて1日ずつ検索するしかない。
また、毎週聞いているお気に入りの番組であっても毎回番組表から探して再生しなくてはならない為、好きな番組をブックマークできるような機能も欲しい所だ。これらについては次回のアップデートで改善される事に期待したい。
最新版では、再生・録音できるラジオ番組も増え、操作性も向上した事で、ますますインターネットラジオの楽しみ方の幅が広がったと言えるだろう。ラジオリスナーの方には是非使っていただきたい。
番組名や出演者で検索できるようになった
ブラウザ録音機能の追加によりradioでは聴けない音声メディアの録音も可能になった