「Parallels Desktop 16」は再起動せずにMac上でWindowsを高速に安定して実行する仮想化ソフト。今秋リリース予定のmacOS Big Surに合わせた新デザインを導入し、macOS Big Surネイティブの仮想化システム拡張にも対応する。
最新版の開発コンセプトは、「macOS Big Sur への対応」「グラフィック パフォーマンスの強化」「さらなる高速化」「Mac と Windows の親和性強化」との事。
以下に今回のバージョンアップのポイントを記載する。
「macOS Big Sur への対応」
- macOS Big Sur 11.0をホストOS、ゲストOSとしてサポート(正式リリース後)
- より簡単なセットアップ方法の提供とmacOS Big Surに合わせた新デザインの導入
- macOS Big Surネイティブの仮想化システム拡張に対応
- ネットワーク接続に於ける信頼性向上と、より多くのUSB機器をセキュアな接続でサポート
- ダウンロード速度がWindows 10 VMで最大16%、macOS VMで最大38%の高速化を実現
「グラフィック パフォーマンスの強化」
- Windows、macOSとLinuxでのグラフィックサポートを強化
- より多くのWindows用ソフトが実行可能に
- WindowsとLinuxでOpenGL 3を使う際のパフォーマンスが向上
「さらなる高速化」
- 起動が前バージョンよりも2倍、Windowsの起動と終了が最大20%高速に
- 全てのVMでアップロード速度が2倍早く
「MacとWindowsの親和性強化」
- Windows 10使用時の拡大、回転ジェスチャーサポートを強化
- Windows 10で各ソフト使用時に、拡大と回転のトラックパッドジェスチャーがよりスムーズに動作