もちろん最新版に追加されたのは素材だけではない。すでに完成形に近づきつつある近年のはがき作成ソフトだが、「筆まめ」は更なる進化を遂げるべく新たな機能や既存機能の向上を行なっている。
【新機能】Googleフォト連携
Googleフォトにある写真を取り込み可能に。
スマートフォンで撮った写真を一々パソコンに移すといった作業を必要とせず、共有しているアルバムの写真をそのまま「筆まめ」で使用できる。
【機能UP】一言コメント入力
年賀状に添える一言コメントの入力が簡単に行なえるようになった。
年賀状を手書きで作成していた際にはよく行なう事が、パソコンでも手軽に行なえるようになったのは大きい。
入力したコメントは履歴として保存されるので、同様の一言を記載する際に便利だ。
【機能UP】細かい位置調整が簡単に
マウスで細かい調整ができる「パーツコントローラ」が使いやすくなり、大きさや位置、重なり順を自由に動かす事が可能。
また、おろそかにされがちな年賀状の宛名面を美しくレイアウトする「美麗レイアウト」機能も健在だ。
プロ書道家が監修したというこの機能を用いれば、長い住所や連名も自動で美しくレイアウトしてくれる。
宛名書きに最適なフォント「流麗行書体」と、この「美麗レイアウト」機能により、格調高く美しい宛名面を自動で作成する事ができる。
「筆まめ」は今年からパソコンで年賀状を作成しようとしている初心者への配慮も怠らない。
「はじめてモード」を利用すれば、宛名面と文面の作成がそれぞれ一画面で完結するため操作に迷う事がない。
見やすさと分かりやすさにこだわり抜いたシンプル画面と大きなボタンで、タッチパネルでの操作にも対応する。
フルカラー操作ガイドも参照可能な為、初めて年賀状を作る際にも迷う事はないだろう。
「年賀状はやはり手書きでないと……」といった意見は筆者もよく耳にするが、大量の年賀状を手書きで作成するのは毎年毎年多大な労力を必要とする。
それで年末になって慌てて手抜きの年賀状を送ったり、ましてや年賀状を送るのを止めてしまうのでは本末転倒も甚だしい。
まずはそんな食わず嫌いを改めて、本ソフトを利用してみてほしい。
その使い勝手の良さから、忘れかけていた年賀状作成の楽しさや、便りを送る喜びをきっと取り戻せる事だろう。
新元号「令和」初の年賀状は、「人と人をつなぐ」年賀状ソフト「筆まめ」で是非作成してほしい。