「コリャ英和!一発翻訳 2020」は、翻訳編集作業や確認しながら翻訳できる「翻訳エディタ」を搭載。翻訳ソフトをはじめて使うユーザから、実務レベルで使うユーザまで、幅広いニーズに対応している。
また豊富な分野辞書も搭載し、より精度の高い翻訳をよりスピーディに行う事が可能。OCRソフトも同梱し、紙媒体からデジタルデータを取り込んで翻訳する事もできる。定評ある電子辞典「研究社 新英和・和英中辞典」も付属し、何よりオフラインでも利用できるのが強みだ。
最新版で追加された機能
最新版には学習用途向けの機能「品詞発音ビューワ」が搭載された。
翻訳結果が英語の場合は、主に日本語圏のユーザを対象とし、英語の読みをカタカナで表示。翻訳結果が日本語の場合は、主に英語圏のユーザを対象とし、日本語の読みをローマ字で表示する。
読み上げ機能を使用して、読み方を見ながら音声を聞く事も可能で、印刷すれば手元に置いていつでも読み方の確認ができる。
また、翻訳結果から各用語の品詞が一目で分かるように構文解析情報の品詞を表示し参照できる翻訳結果の品詞情報表示機能を新たに搭載。
訳文と合わせて確認する事で、原文がどのような構造になっているか理解を深めるのに役立つだろう。
この他にも、最新のMicrosoft Office 2019・一太郎2019に翻訳機能をアドイン(追加)する事が可能になった。翻訳ツールバーをMicrosoft Office、Internet Explorer、Adobe Acrobatに組み込み、普段使用しているソフト上で直接翻訳する事ができる。作業効率の向上に繋がるだろう。
尚、Microsoft Office365やAdobe Acrobat DCにも対応している。
精度の高い訳文へと効率よくブラッシュアップできる「翻訳エディタ」
原文と訳文を比較検討しながら逐一翻訳結果を向上させることが出来る「翻訳エディタ」を搭載し、原文、訳文、確認翻訳(訳文の逆翻訳)を並列表示する事で、翻訳結果が正しいかどうか判断できる。もちろん、その場で加筆修正を行なう事も可能だ。
原文表示エリアの語句をクリックすれば別訳語候補をすぐに確認する事ができる。専門辞書からの選択肢も同時に表示されるので、幅広い候補から適切な訳語を選択でき、翻訳のブラッシュアップが容易に行なえる。また、翻訳エディタには翻訳語、任意の単語に対する訳語の一覧を表示して、別の訳語に変更する機能も用意されている。
翻訳ソフトを使っていると、文法を重要視する為にかえってわかりにくい翻訳結果になってしまう事があるが、「訳振りモード」を使えばその心配もいらない。「訳振りモード」なら原文のそれぞれの単語の上に訳語・訳文を並列表示でき、直訳的に単語の意味だけを表示できるので大意把握に役立つ。