使い方はこれ以上ないというほど簡単。イコライザーも搭載はされているが、基本的には（1）インストールして、（2）機能をONにするだけ（といっても初期値でON）。残響音や音源移動効果のオプションは好みで設定すればよい。

なぜ、音が立体的に聞こえるようになるのかは、商品のカタログページにも簡単に紹介されているが、よりくわしくお知りになりたければ、「バーチャルサラウンド クロストークキャンセル」などのキーワードで検索してみていただきたい。

テスト音源を列挙しておくと「鳥の声」「街中の雑踏」「クラシック音楽」「和楽器オーケストラ」「ヒーリングミュージック」の5種類。音源を変更すると、画面上部のアニメーション/イラストも変わる。残響音効果は「駐車場バルーン」「ルビールーム」「スカラミラノオペラホール」「ギリシャ7エコーホール」「スポーツセンター」「大理石のホール」「階段」「小さな部屋」「フォークランド庭球場」「空アパートの寝室」「市役所のバルコニー」「室内」「大型ボトルホール」「大きく広いエコーホール」の14種類から選ぶことができる。

「パソコンで音楽を再生しながら作業する」というような方にはぜひともお勧めしたい……と書きたいところだが、冒頭に書いた通り、筆者自身がそういうスタイルではないので、「響く！オトノセカイ」で得られる効果とソフトの価格とが見合っているかどうかを正しく判断できそうにない（誠に申し訳ありません）。興味のある方はインストール後72時間試用できる体験版が用意されているので、ぜひ、ご自分の耳で確かめていただきたい。