複数の同期設定を選択して実行できるので、ヘルプに記載されている通り「時間がないときは一部のフォルダの組を同期し、時間があるときはすべてのフォルダの組を同期する」といったことが簡単に行える。同期設定の作成にわずかな手間がかかるが（とはいえ、手間というほどの作業ではない）、一度同期設定を作成してしまえば、あとは都合に合わせて実行するだけでよい。

コマンドラインオプションで指定して、起動後に特定の同期設定を実行することもできるので、タスクスケジューラと組み合わせて、自動実行させることも可能。エラーログ、詳細ログの出力機能も搭載されている。作者のホームページには、バージョンごとのメイン画面のスクリーンショットが掲載されており、どのような更新が行われて現在に至っているかがよくわかる。

シンプルながら、一本でさまざまなことに対応できる同期ソフトで、幅広いユーザにお勧めできる。