作者のホームページでは「お気に入りの写真で簡単にプロ級のスライドショーを作成」と、またVectorのソフト詳細説明では「多彩なエフェクトでプロ並みの作品に仕上がります」と紹介されている「PhotoStage」。“プロ級”“プロ並み”といった言葉から受ける作品のイメージは人それぞれかもしれないが──実際に試用してみた感想をいわせていただけば──「PhotoStage」を使えば、簡単な操作でかなり凝ったスライドショーを作成できることは間違いない。しかも家庭での非営利目的使用であれば、無料。パソコンに素材となるデジカメ写真や音声ファイルが手もとにあるのなら、だまされたと思ってインストールし、試してみていただきたいと思う。「いちいち細かな設定をするのは面倒だ」という方でも、「スライドショーをクイック作成」機能が用意されているので、とりあえず一度作ってみれば、「もっと自由に作ってみたい」と思っていただけるのではないだろうか。それほどにハイクォリティな作品を簡単に作ることができる。
適用できるエフェクト、動き、切替効果は実に多彩。例えば切替効果であれば、「フェード」が3種類、「消す」が4種類、「出現」が4種類、「分割」が4種類、「扇」が2種類、「放射」が2種類、「めらかな放射」が2種類、「シェイプ系」が5種類、「エフェクト」が10種類の計36種類も用意され、どれを選べばよいのか迷うほど。さらに明るさやコントラスト、色相を調整したり、回転やトリミングなどを適用したりもできるので、思う通りのスライドショーを作成することが可能だ。
ユーザの方の実際の作成例として「PhotoStageを使ってみた」といったページも公開されている。興味があれば、ぜひ、あわせて読んでみていただきたい。
(橘 雅)