ソフトを開発しようと思った動機、背景
2011年にC#のWPF(Windows Presentation Foundation)を利用したアプリケーションを発表して以来、WPFを触っているうちにアニメーションのプログラムを考えるようになっていました。ふと、机の上にあったフリップ時計を見ていたとき、この動きをプログラミングしてみようと思いました。
最初は時計だったのですが、だんだん数を増やして最終的にはカレンダーになってしまいました。全体の動きをいろいろ考えて形にはなったのですが、アプリケーションとして発表してもすぐ飽きるだろうと思い、西暦と和暦の表示、祭日・休日の表示、色の指定、個別の予定、定期的な予定、メッセージ表示など機能を追加していきました。
開発中に苦労した点
カレンダー自体の回転・拡大・縮小を実現するために、背景を透明にしたウィンドウにコントロールを配置する仕様にしました。
タッチ操作ができない環境で、マウスによる回転・拡大・縮小の操作を簡単に行えるように、ほかのアプリケーションを参考にしながら開発しました。この影響でストアアプリとして公開した「ぱたぱたカレンダー」は開発が止まり、現在はデスクトップアプリに注力しています。
ユーザにお勧めする使い方
週間・月間の定期的な予定や、記念日による毎年の予定を記録することができます。
今後のバージョンアップ予定
来年は元号が変わるため、和暦のテーブル情報に修正があります。また、透明ウィンドウ内にコントロールを配置する仕様となっているため、複数のディスプレイが存在する環境ではプライマリ以外のスクリーンに移動することができません。回転が必要かどうか、いろいろな意見を聞きながらブラッシュアップしてゆく予定です。
(あきら)