とにかく非常に見やすく、わかりやすいことと、カスタマイズ自由度が高いことの二つが大きな特徴。初期状態では【無変換】キーが制御キーに割り当てられており、【無変換】の押下などで現れる音量メーターは、テレビに表示されるアレそのまま。見慣れたインタフェースで音量調節を行えるが、なんとなくテレビを操作しているような気分にもなる。カスタマイズでは、さまざまな部分を変更することができるが、プレビューで確認しながら設定を調整できるのがありがたい。表示位置に関しては、座標指定で変更できるだけでなく、逆にデスクトップ上でオブジェクトを動かして座標に取り込めるのが親切。座標取り込み用の画面にはグリッドが表示され、グリッドに吸着させることができるのも気が利いている。
今回、原稿執筆のためにはじめて試用させていただいたが、個人的にも、ぜひ、インストールしておきたいと思わせてくれる一本だ。
なお、デフォルトのインストール先はC:\hide\オンスクリーンボリュームビューア Liteとなっている。もちろんスタートメニューには追加されるものの、C:\Program Filesなどを探しても実行ファイル(OnScrVol_Lite.exe)などはないので、ご注意を。
(今玉利 碧)