なんといってもインタフェースがわかりやすいのが好印象。メイン画面上部には「検索対象」「結果」「検索履歴」「設定」の四つの大きなタブが配置されている。起動時に開く「検索対象」画面の上部には「ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップします」と書かれたエリアが設けられ、対象をここにドラッグ&ドロップすればよいことがひと目でわかる。対象の指定後、「重複ファイルのスキャン」ボタンをクリックすると、検索が実行され、結果は切り替わった「結果」画面に表示される。結果は削除対象のマークが入っていない状態で表示され、詳細情報を確認の上、ユーザが手動で削除対象にマークしてもよいし、ルールにしたがって自動的にマークを入れてくれる「オートマーク」機能を利用してもよいし、不安であれば、内容を確認してからマークしてもよい。とにかくわかりやすく、ドキュメントを読まずとも、直感的に操作することが可能だ。
マークして「削除」したファイルは初期状態ではごみ箱に移動されるが、誤ってそのまま削除されてしまわないよう、指定のフォルダに移動させるオプションが設けられているのも安心感がある。
「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」「ビデオ」それぞれに、数多くの対象拡張子があらかじめ設定されている。例えば「ドキュメント」だけでも60以上が登録され、さまざまな種類のファイルを検索することが可能だ。
筆者も含め、ほとんどの人には不要かもしれないが、インタフェースは日本語と英語とを切り替えられるようになっている。
(由利 知里)