ソフトを開発しようと思った動機、背景
「らくちんCDラベルメーカー」は、バージョン1(1998年2月13日)の発売から20周年を迎えました。お客さまの声に耳を傾けながら毎年1回のペースでバージョンアップを続け、このたびバージョン「20」の発売に至りました。毎年、数十万人の製品登録ユーザさまにメールでアンケートを実施し、製品に関するご要望を伺っているのですが、大変積極的なご意見を頂戴しており、本バージョンもそのご意見を受けて開発しています。
開発中に苦労した点
「プログラムの起動に時間がかかる」「自動バックアップが遅い」などのご意見を多くいただいており、この点を改善しました。
20年に及ぶ長い年月と機能の追加によってプログラムが肥大化したため、プログラムに関連するモジュールの読み込みや、大きなデータを取り扱うラベルの編集処理に時間がかかるという問題が起きておりました。そこで、さまざまな面から見直しを行い、全体的な動作のスピードアップと体感速度の改善を実現しました。
ユーザにお勧めする使い方
ディスクの印刷時のよくある悩みのひとつとして「撮影した対象物がディスクの中心の穴にかぶってしまう」というものがあります。
本バージョンでは、ワンクリックで写真を中心から少しずらす機能を搭載しました。ただずらすだけなら大したことないと思われるかもしれませんが、この機能は工夫が施されています。ずらすことで写真の余白ができてしまうことを避け、余白部分の自動補間(鏡のように反転させて白い部分をなくす)も自動的に実行します。
また、Pro版のみに搭載されている「写真の切り抜き」機能も大幅に強化しました。従来の対象物の輪郭に点を打って切り取る方法に加え、背景をワンクリックするだけで簡単に切り取ることのできる機能を搭載しました。背景部分をクリックすると、その色から対象物の輪郭を推測し、自動的に輪郭を抽出します。
今後のバージョンアップ予定
「らくちんCDラベルメーカー」を20年続けてくることができたのも、長くご利用いただいているみなさまのおかげです。また、Canon製のインクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズに付属していた「らくちんCDダイレクトプリント for Canon」(現在は配布・サポートともに終了)をお使いだった方も製品版へアップグレードをしていただいており、こちらの製品のユーザさまが迷わないための製品作りも心がけております。製品ユーザ登録をされた方には毎年1回以上、お客さまのご意見をいただくアンケートを実施しておりますので、ぜひ、そちらよりご意見を頂戴できれば幸いです。
((株)メディアナビ)