“数多くのプログラムを最小限の入力でアンインストールできる”ことが特徴の高機能アンインストーラ。強力なフィルタで対象プログラムを絞り込める。「Bulk Crap Uninstaller(BCUninstaller)」は、不要なプログラムをシステムからきれいに削除するためのアンインストールソフト。プログラム付属のアンインストーラでは削除されずに残されてしまう不要ファイルも高精度で検出し、削除することができる。(可能であれば)アンインストール中に、ユーザがクリック操作を行う必要のない自動モードを選択することも可能。インストールされているプログラムの詳細な情報も表示され、アンインストーラの証明書やレジストリへの登録状況などを色分け表示で確認することもできる。マルチリンガル対応のソフトだが、日本語には対応していない(日本語Windows環境で問題なく使用できる)。
起動すると、インストール済みのプログラムがスキャンされる。その後、(1)「Bulk Crap Uninstaller」での使用言語の選択、(2)リストビューの指定(グループ表示にするか、認証済みアンインストーラ付きプログラムをハイライト表示するかなど)、(3)アドバンスユーザ向け設定、(4)アンインストーラが無効の場合の設定(アンインストーラが壊れていたり、見つからなかったりするプログラムをハイライト表示するかなど)、(5)ネットワーク接続の設定(起動時にアップデートを自動確認するかなど)などをウィザード形式で行ってから操作できるようになる。
インストール済みプログラムのリストでは、プログラム名、提供元、ユーザ評価、バージョン、インストール日付、プログラムの容量、Windowsとの同時起動の有無、64bitか32bitか、アンインストールコマンドのフルパス、アンインストーラの種類、レジストリキー、プログラムコードなど、さまざまな情報を確認することができる。各プログラムは、証明書が認証されているもの/認証されていないもの、レジストリに登録されていないもの、アンインストーラが見つからないもの、Windowsストアアプリなどで色分け表示され、さらに画面下部では、プログラム容量の大きな順にブロックでも表示される。
アンインストール操作そのものもウィザード形式で進めてゆく。
- アンインストール対象の選択
- アンインストールモードの選択
- 復元ポイントの作成の設定とアンインストール設定の変更
を行ったのち、アンインストールを実行する。アンインストール対象は複数のものをまとめて選択することが可能。選択できるアンインストールモードには、- Uninstall
- Uninstall quietly
- Uninstall using MsiExec / Windows Installer
- Uninstall manually
の4種類がある。Uninstallは、プログラムのアンインストーラを利用してアンインストールを行うもの。Uninstall quietlyは、Uninstallでのユーザのクリックをスキップし、自動でアンインストールを行うモード。プログラムのアンインストーラで削除されなかったファイルやレジストリエントリがある場合はリストアップされ、選択したものを削除することができる。削除前にはバックアップを取ることも可能だ。対象プログラムにプログラムコードとGUIDがあれば、Uninstall using MsiExec / Windows Installerでアンインストールすることができる。Uninstall manuallyは、プログラムのアンインストーラを使用せず、ファイルとレジストリキーのリストで選択して、不要なものを削除するモードだ。
対象プログラムを絞り込むためのフィルタは強力。プログラム名、インストール場所、64bitアプリケーション、システムコンポーネント、プログラムコード、提供元などの選択条件と「含む」「いずれかを含む」「で終わる」などとを組み合わせ、検索語を入力して絞り込めるようになっている。
そのほかにも、
- (Windowsと同時に)自動起動するプログラムを削除したり、コマンドを実行したりできる「Startup Manager」
- Program Filesフォルダ内に残された不要フォルダを削除できる「Clean up “Program Files” folders」
など、さまざまな機能を備えている。