直近の予定が“予定別”にリスト形式で表示される、一覧性の高いToDo管理ソフト。「重要」な予定を赤文字にしたり、指定日時にポップアップやサウンドで通知させたりすることも可能。「インフォメーション」は、ユーザがあらかじめ登録した予定を、当日までの残日数とともにリスト表示してくれるToDo管理ソフト。画面には予定が「今日は」「明日は」「あと2日で」……と上から時系列で並び、「優先して行うべき予定はどれか」がわかりやすい。個別の予定ごとに、休日を除いて日数を数えたり、対象日が休日の場合は前後にずらしたりすることも可能。処理済みの予定を一覧に表示しないようにもできる。リストのダブルクリックなどで、予定と関連付けて登録したファイルを開けるほか、ブラウザで指定URLを開いたり、メール作成画面を開いたりといったことも可能だ。
メインの予定表示画面には、上から未処理の今日の予定、明日の予定、明後日の予定……と並び、続いて処理済みの予定が古い順に表示される。未処理の予定には先頭に右向き三角が、処理済みの予定には緑色のチェックマークが付く。未処理の予定のうち、今日のものは赤、明日のものはオレンジ、明後日以降のものは黄色と、右向き三角が色分けされる。
登録できる予定は「指定日」「毎週」「毎月」「毎年」の4種類。「毎月」では「毎月×日」といった日付指定のほか、「毎月第×木曜日」のような曜日指定や「毎月第×営業日」といった営業日の日数指定で登録することも可能。曜日・営業日指定では、開始を「月末から」に指定することもできる。「毎年」でも、日付指定や「毎年×月の第×木曜日」といった曜日指定による登録を行える。
予定にメモを書き込むことも可能。メモ欄にはファイル名やURLなどを登録することでき、右クリックで表示されるメニューやダブルクリックで開くことができる。ファイルをパラメータ付きで開いたり、メールの作成画面を宛先メールアドレスや件名が入力された状態で開いたりすることも可能だ。
予定やメモに、指定年からの経過年数を含めることもできる。例えば誰かの誕生日を登録する際、平成8年生まれればあれば、「××さんの[平成8]歳の誕生日」のように記述すると、「今日は××さんの21歳の誕生日です」と表示される。
登録した予定を「いつからいつまで」表示させるのかも細かく指定することが可能。例えば「5日前から3日後まで」「14日前から10日後まで」といった設定を、個々の予定ごとに行うことができる。さらに、
- 休日を除いて日数を数えるのか
- 対象日が休日の場合は前日にずらすのか、後日にずらすのか
も指定でき、「指定日」「毎週」「毎月」「毎年」の予定登録時の、それぞれの初期値も設定しておける。いったん処理済みにした予定を未処理に戻したり、予定を変更したりすることも。もちろん可能。「毎週」「毎月」「毎年」では「この日の予定日」だけを変更することもできる。
そのほか、
- ×日以上経過した「指定日」の予定の自動削除
- 対象日から99日未満の処理済み予定の一覧表示
- 祝祭日以外の(個人的な)休日の設定
- 休日扱いにしない祝祭日の設定
- 予定表示画面でのメッセージの表示スタイルの切り替え(標準/シンプル)、対象日の表示/非表示
- 予定表示画面を定期的に手前に表示する
- 予定表示画面などのホットキーでの呼び出し
- 近日中予定一覧の表示・印刷
- ミニカレンダーでの日付別登録済み予定一覧の表示
- 予定一覧画面を透過する(Windows 2000以降)
といったことも可能で、実に多彩な機能を備えている。