入力したそのままでも、ほとんどの文章を自然な感じで読み上げてくれるが、イントネーションを調整したり、単語編集を行ったり、ポーズを挿入したり、ルビを設定したりといった編集・調整作業も結構、楽しい。最初は若干、不自然に聞えていた文章でも、微調整の繰り返しの結果、かなり自然な感じで読み上げられるようになると、達成感を感じられる（筆者個人の感想です）。

上下2ペイン構成のメイン画面はわかりやすく、使いやすい。音声チューニングエリアでの操作は──操作マニュアル（PDF）を読んで「なるほど」と思った部分も一部にはあるが──全体として「操作しているうちにわかるレベル」で、決して難しいものではない。

製品紹介文には、用途として「ビデオや動画のナレーションや留守番電話のメッセージ、読み上げての文章チェックなど」と上げられているが、「音街ウナ」の音声で留守番電話のメッセージが再生されたら、たしかに楽しそうだ。

メーカーの製品サイトでは、フリーテキストを入力して、しゃべり声を試すことができる。興味を持たれた方はまず一度、試してみてはいかがだろうか。