スクリーンキャプチャや定型文の登録・挿入にも対応したクリップボード拡張ソフト。文字化け対策に文字コード変換機能も搭載する。「コピペ達人」は、コピー履歴を保持し、再利用できるようにするクリップボード拡張ソフト。テキストのほか、画像ファイルも保持アイテムとして扱うことができる。保持できるアイテム数は、テキスト・画像合わせて最大100件まで。よく使う文章を「定型文」として登録しておけば、コピー履歴同様、クリップボード経由ですばやく外部アプリケーションに貼り付けることができる。保持したテキスト・画像をファイル出力することも可能だ。
搭載された機能は大きく分けて、
- コピー履歴(コピーしたアイテムの保持・再利用)
- キャプチャ(デスクトップ上の指定範囲を取り込み、画像として保持)
- 定型文(あらかじめ登録しておいた定型文の外部アプリケーションへの挿入)
の三つ。メイン画面上部のタブでパネルを切り替えて利用する。「コピー履歴」はテキストおよび画像に対応。オフィスソフトやテキストエディタ、Webブラウザ、画像ビューアなどからコピーしたテキスト・画像を保持し、選択したアイテムをクリップボード経由で外部アプリケーションに貼り付けられる。
保持アイテムのリストは、最新順または古い順で並べ替えたり、テキストのみ/画像のみに表示を絞り込んだりすることが可能。選択したアイテムをファイル出力することもできる。指定したテキストの文字コードをUTF-8またはUnicodeに変換して貼り付けたり、クリップボードへのコピー時に、Shift JISからUTF-8に自動変換するように設定したりすることも可能だ。
コピー履歴が100件を超えた場合の動作は、
- 古いものから順に削除する
- 削除せず、メッセージを表示する
のいずれかをあらかじめ設定しておける。「キャプチャ」で取り込めるのは「デスクトップ」「アクティブ(ウィンドウ)」「(指定)範囲」の三つ。実行すると「キャプチャ」のリストに追加されるほか、「コピー履歴」にもアイテムとして追加される。ホットキーでキャプチャを実行することも可能。あらかじめ設定したキャプチャタイプで画面取り込みが行われる。「コピー履歴」同様、選択した画像をファイル出力することが可能。出力時に画像サイズを変更したり、出力形式をBMP/JPEG/PNGから選択したりもできる。
「定型文」では、登録できるアイテム数に制限はない。よく使う文章をいくつでも登録し、外部アプリケーションにすばやく貼り付けることができる。「コピー履歴」同様、選択したアイテムをファイル出力することが可能。CSV形式ファイルからのアイテムのインポートにも対応する。
そのほかにも設定により、
- キャプチャ時、本ソフトを隠す(アクティブ以外)
- マウスカーソルも一緒にキャプチャする
- キャプチャ完了時、ソフトを最前面に表示する
- ホットキーをカスタマイズする(初期設定は【PrintScreen】)
などを選択・指定することができる。