動画を手軽にアニメーションGIFにできるソフト。開始・終了フレームの指定なども簡単に行える。「Qgifer」は、AVI/MPEG/MP4/OGVなどの動画ファイルから、簡単な操作でアニメーションGIFファイルを作成できるソフト。プレイヤーが内蔵され、プレビュー画面で確認しながら、出力開始・終了フレームを指定することが可能。出力フレームサイズの変更や、指定範囲フレームへの画像・文字列の挿入にも対応する。色相・彩度・明度を調整したり、Median Blurフィルタを適用したりして、アニメーションGIF化することも可能。画像処理ライブラリ「ImageMagick」をインストールすれば、出力されたアニメーションファイルの最適化(ファイルサイズの圧縮)も行える。
使い方は簡単。基本的な操作は、
- 動画ファイルを読み込ませ、
- 開始フレームと終了フレームを指定して、
- 「Extract GIF」ボタンをクリックして変換を実行する
だけの3ステップで完了。はじめてでも直感的に操作できる。素材となる動画ファイルは、AVI/MP4など、一般的なメディアプレイヤーで再生できるものであればよい。開始・終了フレームの指定は、内蔵プレイヤーで再生したり、画面下部のスライドバーでフレーム単位で前後させたりして、内容を確認しながら行える。「Start from current frame」「Stop at current frame」で決定する。出力されるアニメーションGIFのサイズを指定することも可能。縦・横のサイズを個別に指定でき、アスペクト比を固定してサイズ変更することもできる。上下左右にマージンを取ることも可能だ。
フレームレートを指定することも可能。変換実行前に指定できるほか、変換されたアニメーションGIFのファイル保存時に「何コマごとに保存するのか(Save only every * frame)」を指定して行うこともできる。1フレームあたりの再生時間を変更することもでき、アニメーションGIFとして再生される際にスローモーションとなるようにしたり、早回し再生となるようにしたりすることも可能だ。さらに、256色から色数を減らしたり、減色時にディザリングを使ったりすることもできる。
GIFファイルを最適化し、よりファイルサイズを小さくする「GIF Optimizer」機能も利用できる。最適化は画像処理ライブラリ「ImageMagick」を使用して行う(「QGifer」のメニューから実行できる)。