携帯・スマホ風の文字入力をパソコンで行えるようにするソフト。かな漢字変換による日本語文字入力と半角英数字の直接入力を、携帯端末に近い操作感覚で行える。「テンキー入力(フリック/トグル)」は、パソコン用キーボードのテンキーとカーソルキーを使用して、携帯電話やスマートフォンのトグル入力、スマートフォンのフリック入力を行えるようにするユーティリティ。スマートフォンなどの端末と同様、
- 各行の文字を数回押して(タップして)、「あ」段〜「お」段の文字を入力する「トグル入力モード」
- タップしたあとに上/下/左/右にずらして文字を選択する「フリック入力モード」
のいずれにも対応。入力モードの選択・変更は起動時または使用中に行える。日本語入力でのキー割り当ては、
- かな(あ〜わ行):順に【7】→【8】→【9】、【4】→【5】→【6】、【1】→【2】→【3】、【0】
- スペース(漢字変換も):【Enter】
- Enter:【+】
- 日本語/英数モード切り換え:【NumLock】
- BackSpace:【−】
- 濁点・半濁点・小書き文字(捨て仮名):【*】
- そのほかの記号:【/】と【Del】
となっている。「トグル入力モード」では、1文字送り(同じ行を連続して送るとき)にカーソルキーを用いる。「フリック入力モード」では、テンキーとカーソルキーの組み合わせにより、スマートフォンのフリック入力を再現。例えば、【7】を押したまま【←】を押すと「い」、【↑】を押すと「う」が入力されるといった具合だ。
英字入力でも同様に、携帯端末のキー配列が再現されている。パソコンのキーボードと携帯端末のキーでは数字の配列が異なり、【1】〜【9】のキーが、パソコンでは「左下から右上に」、携帯端末では「左上から右下に」並んでいる。「テンキー入力(フリック/トグル)」では携帯端末方式を採用。アルファベットの“a”〜“c”が【8】、“d”〜“f”が【9】、……に割り当てられ、携帯端末そのままの操作感覚で使うことができる。
記号入力専用のウィンドウも別途、用意され、テンキーに割り当てられていない記号は、ウィンドウ上のボタンを選択して入力できる。括弧や演算記号なども(一覧から選択することで)スムーズに入力することが可能だ。
キー配列を別ウィンドウに表示させることも可能。日本語入力・英字入力の各状態ごとに、配列を確認しながら入力できる。