手軽に使えるはがき作成・印刷ソフト「筆ぐるめ for Mac」シリーズの新バージョン。サンプルレイアウトやイラストを豊富に収録。写真加工やデザインに使える便利なツールも搭載する。「筆ぐるめ for Mac」は、わかりやすい画面とシンプルな操作で、誰でも簡単に年賀状や挨拶状などを作れるMac用はがき作成ソフト。レイアウトを選択するだけで年賀状を作成できるほか、デジカメ写真を使って、オリジナルの写真付き年賀状を作ることも可能。1ライセンスで最大5台までのMacにインストールできる。新バージョン「2017」では、最新のmacOS Sierra(10.12)に対応。操作画面はフラットデザインに一新され、色味もシャープになり、前バージョン(筆ぐるめ Classic for Mac)以上に使い勝手がよくなった。作成した住所録やレイアウトは「筆ぐるめクラウドサービス」で管理することが可能。家族間などで共有できる。住所録はWindows版「筆ぐるめ」との共有にも対応する(レイアウトはWindows版とは共有できない)。
年賀状の作成では、デザインを選んで印刷するだけの手軽な“完成版”のほか、デジカメ写真のフレームが配置されたものや、凝ったデザインのものなど、豊富なはがきデザインのサンプルを収録。目的や相手先に応じて使い分けられる。年賀状、暑中見舞、寒中見舞、喪中欠礼といった“定番”のはがきのほか、クリスマスカード、結婚・出産通知、引越挨拶など、さまざまな用途のはがき作成と印刷、さらには封筒の宛名印刷を行える。
はがき作成は「おもて(宛て名)」「うら(レイアウト)」の二つの画面を切り替えながら行う。いずれの作成画面でも上部のボタンが操作順に並び、「おもて(宛て名)」画面では、
- 住所録(作成・開く)
- 宛て名(入力)
- 用紙(はがき選択)
- 差出人(登録・選択)
- フォント(文字種選択)
- 印刷
また、「うら(レイアウト)」画面では、- レイアウト(サンプルまたは白紙を選択)
- 背景(全面に入る画像)
- 写真・イラスト(選択)
- 文字(例文選択または文面作成)
- 印刷
の順に作業を進めれば、はがきが完成する。必要に応じて、前に戻ったり、不要な手順を飛ばしたりすることも、もちろん必要可能だ。住所録の作成は「おもて(宛て名)」画面で行う。新規住所録を作るか、既存の住所録ファイル(CSV/TSV、J-address、Contact XML)を変換して読み込むかのいずれかで作成を開始し、宛て名カードを追加すれば、入力したデータがそのまま隣のプレビューに反映される仕組み。非常にわかりやすい。
「うら(レイアウト)」画面では、読み込んだデジカメ写真やイラストを、任意のサイズで好きな場所に配置することが可能。JPEG/PNG/GIF形式のファイルを利用できる。サンプル上に配置された画像を移動したり、拡大・縮小したり、削除したりすることも可能。簡易画像補正機能も備える。明るさやコントラストの調整、透明度の変更、回転・反転、切り抜きなどを行うことができ、はがきに配置した写真やイラストを手軽に加工できる。
「筆ぐるめクラウドサービス」では、作成した住所録やレイアウトをクラウドストレージに保存でき、ほかのパソコンでダウンロードして編集することが可能。「筆ぐるめ 23」以降および「筆ぐるめ 2017 for Mac」で利用できる。