iTunesライブラリとの双方向同期を行える“iOSコンテンツマネージャ”「AnyTrans」の新バージョン。インタフェースがより洗練され、なめらかな操作を実現。転送速度も大幅に向上した。「AnyTrans」は、iPhone/iPad/iPod(iOSデバイス)内の音楽、写真、アプリ、個人データなどをパソコンに転送したり、追加・削除したりできるソフト。iTunesライブラリや、iTunesが管理するバックアップにアクセスできるほか、iCloud上のコンテンツを閲覧したり、編集したりすることも可能。新バージョン「5」では、インタフェースを一新。iOSのホーム画面をイメージさせるデザインで、従来以上に直感的かつスムーズに操作できるようになった。最新デバイスのiPhone 7/7 PlusおよびiOSの最新版「10」に対応する。
管理・転送できるデータは、iTunesライブラリで管理されるオーディオ(音楽、着信音、オーディオブック、プレイリスト、ボイスメモ)をはじめ、ビデオ(ムービー、テレビ番組、ミュージックビデオ、カメラムービーなど)、写真、iOSアプリ(App Storeで追加したもの)の本体およびドキュメント、Safari(ブックマーク、履歴)、連絡先、メモ、カレンダーなど。iOSデバイス内の主要なコンテンツや個人データ、設定を転送できる。音楽ではプレイリストやレート、再生回数など、写真ではアルバムやカメラロール、ムービーなど、コンテンツのデータ本体だけでなく、付帯情報も含めて転送することが可能だ。
iOSデバイス内のコンテンツをパソコンに転送したり、逆にパソコンのコンテンツをiOSデバイスに追加したりすることが可能。パソコンへの転送(書き出し)時には、あらかじめ設定した形式に変換することもできる。
- 動画:H.264(MOV)/MPEG4(MP4)
- ライブフォト:JPG/MOV/GIF(アニメ)
- オーディオ:AAC/MP3/変換なし
新バージョン「5」では、画面(メインインタフェース)のデザインを大幅に変更。iOSデバイスを接続すると、6個の大きなボタンからなる「ショートカット」メニューが表示される。- パソコンへ:デバイスからパソコンへのデータ転送
- iTunesへ:デバイス内のデータをiTunes(パソコン内)に転送
- コンテンツを追加:パソコン内のファイルをデバイスに転送
- デバイスへ:複数デバイス間のデータ転送
- デバイスをクローン:デバイスAのコンテンツをまるごとデバイスBへ転送
- デバイスをマージ:デバイスAとデバイスB間で不足分を補い、同一にする
と、「やりたい操作」から機能にアクセスできるようになっている。さらに、iOSコンテンツの種類から選べるメニュー画面も用意されている(メインインタフェースをスクロールアップ)。このメニューには、iOSのホーム画面でも使われるアイコンが「オーディオ」「ビデオ」「写真」といったカテゴリーにまとめられ、「管理したいコンテンツ」から機能にアクセスできる。