専門知識不要で簡単に使えるパソコン最適化&高速化ソフト「Wise Care 365」シリーズの新バージョン。パソコンをリアルタイムで監視する「システム保護」機能などを新たに搭載した。「Wise Care 365 PRO」は、不要ファイル/レジストリ項目の削除、ディスク/レジストリのデフラグなどにより、システムの安定性や処理速度の向上を図るパソコン最適化&高速化ソフト。最適化・高速化のほか、プライバシー保護やプロセス監視などにも対応。多彩な機能で快適な環境を実現する。新バージョン「4」では、「システム保護」が追加されたほか、疑わしいプログラムに対するポップアップ警告・ブロック機能も追加された。さらにスタートアップ管理機能には「スピードアップ」タブが追加され、ワンクリックでWindowsの起動時間を短縮できるようになった。「デスクトップウィジェット」やクリーニング用スキャニングエンジンの強化も図られた。
スキャン(PC診断)を実行すると、パソコンの健康指数が10点満点で表示され、「プライバシーリスク」「セキュリティ関連項目」といった項目ごとに問題の数や不要ファイルの容量などが表示される。問題を修復するには「今すぐ修復」ボタンをクリックすればよい。スキャン対象項目や除外項目をカスタマイズすることも可能。スキャンは、マニュアル操作だけでなく、スケジュールを設定して自動実行させることもできる。
メイン画面は「PC診断」のほか、「システムクリーナー」「システムチューニング」「プライバシー保護」「システム監視」の各タブ画面で構成され、個別に機能を実行することが可能だ。
「システムクリーナー」には、五つのサブカテゴリーが用意され、レジストリやインターネット閲覧履歴などを削除したり、Thumbs.dbやWindowsアップデートのためにダウンロードされたファイル、不要なIMEなどを削除したりすることができる。
「システムチューニング」では、システムの安定性向上や高速化を図るための機能を個別に実行できるほか、ディスクおよびレジストリのデフラグ、スタートアップの管理、コンテキスト(右クリック)メニューの有効化/無効化の切り替えなどを行える。
「プライバシー保護」では、インターネット上で閲覧した画像・動画などの履歴を消去し、プライバシーリスクを低減。ファイル/フォルダ、ごみ箱に入れたデータを、復元ソフトでも復元できないようにする機能や、強力なパスワードを手軽に生成できる機能も用意されている。
「システム監視」では、実行中プロセスの一覧表示でCPUやメモリの使用状態を確認することが可能。選択したプロセスを終了させることもできる。CPUやメモリ、グラフィックカードなどのハードウェア情報を閲覧することも可能だ。
そのほかにも「システム保護」「デスクトップウィジェット」「バックアップ/復元」や各種ユーティリティを利用できる。「システム保護」は、レジストリ設定の変更を試みるマルウェアや新しいアプリケーションの追加などをリアルタイムで検出し、保護する機能。
「デスクトップウィジェット」は、デスクトップに表示されるコンパクトなアクセサリ。従来のメモリの使用率に加え、新バージョンではメインボード温度、グラフィックカード温度、CPU温度も切り替え表示できるようになった。メモリのクリーンアップも行える。
「バックアップ/復元」では、Windowsシステムの復元ポイントの作成および復元、レジストリのバックアップおよび復元を簡単な操作で行える。
ユーティリティは、各種メンテナンス機能をアイコン化してすぐに呼び出せるようにしたもの。追加インストールして「Wise Care 365 PRO」上から起動できるようになる。ユーティリティには、
- Windowsからは削除できないファイルを強制的に削除する「Wise Force Deleter」
- ファイル/フォルダを完全に秘匿する「Wise Folder Hider」
- データ復元機能
- ファイル検索機能
などが含まれる。